①-3(20問)解答

問題1 5歳児。う蝕予防を目的として保護者と来院した。う蝕はなくブラッシング状況も良好であるため、フッ化物によるう蝕予防をすすめることになった。適切な対応はどれか。2つ選べ。

A フッ化物歯面塗布
B フッ化ジアンミン銀塗布
C フッ化物バーニッシュ塗布
D 500ppmフッ化物配合歯磨剤利用の推奨

正答:A・D

A〇

B✖ う蝕進行抑制に使われる

C✖ 露出した根面や歯頚部などのカリエスリスクの高い部位に活用される

D〇 15歳以上には1000~15001ppmFの濃度を使う

 

問題2 わが国で市販されている2%NaF溶液とAPF溶液で共通するのはどれか。2つ選べ。

A 溶液のph
B 溶液濃度
C 使用頻度
D 合成樹脂容器を使用する

正答:B・D

A✖ APF溶液は酸性で、2%NaFは中性である

B〇 どちらも900ppmFである

C✖ APF溶液は2回/年で、2%NaF溶液は2週間以内に4回塗布を年2回である

D〇 どちらもガラスを溶かしてしまうため合成樹脂の容器を使用する

 

問題3 レジン系小窩裂溝填塞法を行うときに用意する器具はどれか。2つ選べ。

A ラバーダム
B CPIプローブ
C 根管長測定装置
D ポリッシングブラシ

正答:A・D

A〇 ラバーダム防湿に使う

B✖ 歯肉出血、歯石沈着、ポケットの深さを評価するときに使う

C✖ 根幹治療の時に使う

D〇 歯面清掃に使う

 

問題4 う蝕予防に用いられるのはどれか。1つ選べ。

A 10%フッ化配合歯磨剤
B 1%フッ化第一スズ塗布
C 0.1%リン酸産生フッ化物溶液
D 0.2%フッ化ナトリウム洗口液

正答:D

A✖ う蝕予防に用いられるが1500ppm(0.15%)以下と規定されている

B✖ 歯面塗布に用いられるのは8%フッ化第一スズ溶液である

C✖ 通常2%リン酸産生フッ化ナトリウム溶液が使われる

D〇 フッ化物洗口法(週一回法)として使われる

 

問題5 15歳以上に使用できるフッ化物配合歯磨剤のフッ化物イオン濃度の上限はどれか。   1つ選べ。

A 500ppm
B 1000ppm
C 1500ppm
D 2000ppm

正答:C

A✖ 5歳時までは上限量は500ppmである

B✖ 6~14歳までの上限量は1000ppmである

C〇

D✖ 上限量は1500ppmである

 

問題6 2歳男児。上顎前歯歯頚部の変色を主訴として来院した。歯科医師が確認したところ実質欠損はなく、初期う蝕観察された。適切な対応はどれか。2つ選べ。

A フッ化物洗口
B フッ化物歯面塗布
C フッ化ジアンミン銀塗布
D フッ化物配合歯磨剤の使用

正答:B・D

A✖ 4歳以降の永久歯を対象とする

B〇 初期う蝕部分に使い歯質の改善を図る

C✖ 実質欠損がある場合のう蝕予防手段である

D〇 初期う蝕部分に使い歯質の改善を図る

 

問題7  歯周疾患予防の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

A 健康増進      ―歯周基本治療
B 特異的予防     ―PMTC
C 早期発見・早期治療    ―矯正処置
D リハビリテーション    ―健康教育

正答:B

A✖ 歯周基本治療は早期発見早期治療である

B〇

C✖ 矯正処置はリハビリテーションである

D✖ 健康教育は健康増進である

 

問題8 妊娠性歯肉炎の対応でまず行うのはどれか。1つ選べ。

A 歯肉切除術
B 抗菌薬の局所投与
C ルートプレーニング
D プラークコントロール

正答:D

A✖ 歯周外科治療であり歯肉炎にまず行う処置でない

B✖ 妊婦に対してまず抗菌薬を出すのはよくない

C✖ 基本歯周炎に対する処置である

D〇 妊娠性歯肉炎はプラークが関与しているためまずプラークコントロールが行われる

 

問題9 喫煙が歯周組織に及ぼす影響で正しいのはどれか。2つ選べ。

A 歯肉出血の増加
B 毛細血管の新生
C 歯肉出血量の低下
D 歯肉へのメラニン色素の沈着

正答:C・D

A✖ 末梢血管が収縮し、結果循環障害が起こり歯肉出血は低下する

B✖ たばこの煙による有害物質の作用で新生は起こらない

C〇 血管収縮により血流量は低下する

D〇 煙草に含まれるニコチンタールの作用により歯肉にメラニンが沈着し、歯肉の黒色化が起こる

 

問題10 ポピュレーションアプローチはどれか。2つ選べ。

A 禁煙教育
B 水道水へのフッ化物添加
C 歯科医院でのフッ化物歯面塗布
D 歯科医療従事者へのワクチン接種

正答:A・B

ハイリスクアプローチ→健康リスクを抱えた人をスクリーニングし、該当者に行動変容を促すこと

ポピュレーションアプローチ→リスクの有無にかかわらず、集団に対して同一の環境整備などを指導すること

C・Dはハイリスクアプローチである

 

問題11 40歳男性。特定健康診査を行った。審査の結果と値を示す。改善が必要な項目はどれか。1つ選べ。

A HbA1C       6.5%
B 拡張期血圧     70mmHg
C 収縮期血圧     130mmHg
D LDLコレステロール 120mg/dl

正答:A

A〇 正常範囲は4.6~6.2%

B✖ 90mmHg以上で高血圧である

C✖ 140mmHG以上で高血圧である

D✖ 悪玉コレステロールのことで140以上で高LDLコレステロール血症である

 

問題12 16歳男子。口臭を主訴として来院した。軽度の歯肉炎と診断され、歯科医師より歯科保健指導をするよう指示を受けた。ブラッシング指導とともに洗口剤の使用方法の指導を行った。正しいのはどれか。2つ選べ。

A 10~20mL程度口に含む
B 洗口部位は固有口腔のみである
C 洗口後は水で十分に含嗽させる
D 洗口後に歯磨きは行わないようにする

正答:A・D

A〇

B✖ 洗口は口腔内(固有口腔、口腔前庭)隅々までさせる

C✖ 洗口後は水ですすがないほうがより効果が期待できる

D〇

 

問題13 妊産婦、授乳婦用食品が含まれるのはどれか。1つ選べ。

A 特別用途食品
B 栄養機能食品
C 機能性表示食品
D 特定保健用食品

正答:A

A〇 ほかに病者用、乳児、嚥下困難者などの医学・栄養学的な配慮が必要な対象者の発育や健康の保持・回復などに適する、とされた食品

B✖ 栄養成分の補給・補完に利用してもらうことを趣旨とする食品

C✖ 科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品

D✖ 身体の生理学的機能等に影響を与える成分を含み、特定の保健が期待できることを表示することが可能な食品

 

問題14 運動部位と発音の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

A 口唇運動  ―パ
B 舌前方運動 ―ウー
C 舌前方運動 ―カ
D 舌後方運動 ―カ

正答:A・D

A〇

B✖ 口唇突出時の音

C✖ 舌前方運動時は、タ音、ナ音などがある

D〇 軟口蓋音ともいわれ、舌が後方臼歯部に接触して出る音である

 

問題15 日本人の食事摂取基準で生活習慣病の一次予防のために設定されているのはどれか。1つ選べ。

A 推奨量
B 目安量
C 目標量
D 耐容上限量

正答:C

A✖ 健康の維持・増進と欠乏症予防のため設定されている

B✖ 推定平均必要量・推奨量を算定するのに十分な科学的根拠が得られない場合に用いられtる

C〇

D✖ 健康障害をもたらすリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限である

 

問題16 学齢期における咀嚼の効果はどれか。2つ選べ。

A 消化促進
B 脳血流量の減少
C 味覚閾値の上昇
D 口腔の正常な発達

正答:A・D

A〇 ほかに唾液分泌量の促進、満腹・満足感による精神的安定、肥満予防などがあげられる

B✖ 脳血流量は増加する

C✖ 味覚閾値は低下する

D〇

 

問題17 歯科衛生士の業務記録の二次利用で正しいのはどれか。2つ選べ。

A 経営戦略の立案
B 継続的な指導管理
C 多職種との情報共有
D 患者対照研究の実地

正答:A・D

A〇 患者個人に直接利用するものではなく二次利用である

B✖ 患者個人に直接関係した利用となるため一次利用である

C✖ 一時利用である

D〇 

 

問題18 ある女性の業務記録を取った。その内容で主観的情報はどれか。1つ選べ。

A 普段はバス法を行っている
B ブラッシング時疼痛を訴えた
C スクラビング法に変更するように勧めた
D 全額にプラークの付着及び歯肉退縮が認められた

正答:B

A✖ 客観的情報(O)である

B〇 主観的情報(S)である

C✖ 計画(P)である

D✖ 客観的情報(O)である

 

問題19 乳児の保護者に対する適切な口腔保健指導はどれか。2つ選べ。

A フッ化物洗口の推奨
B 哺乳瓶の使用法について
C 乳臼歯咬合面のう蝕予防
D 乳歯萌出の時期と順序について

正答:B・D

A✖ 4歳くらいから推奨すべきである

B〇 1歳前後の時期に行う

C✖ 幼児期の保護者に行うものである

D〇

 

問題20 特定健康診査について正しいのはどれか。2つ選べ。

A 40歳~64歳が対象である
B 特定疾患患者の早期発見が目標である
C 高齢者医療確保法によって定められている
D 生活習慣病に関する健康診査のことである

正答:C・D

A✖ 40歳~74歳が対象である

B✖ 特定疾患とは関係ない

C〇

D〇 高血圧症、脂質異常症、糖尿病などを生活習慣病という