2期 3⃣-3 解答(20問)
問題1 高値になると粥状動脈硬化のリスクが高くなるのはどれか。1つ選べ。
a ALT
b BUN
c LDLコレステロール
d HDLコレステロール
解答:c
高値になると粥状動脈硬化のリスクが高くなるのは、総コレステロールやLDLコレステロールである。
問題2 腎疾患で高値を示すのはどれか。1つ選べ。
a ALT
b BUN
c LDLコレステロール
d HDLコレステロール
解答:b
BUNは、腎疾患で高値を示す。尿酸由来の窒素である。
問題3 義歯などによる慢性刺激や炎症に起因する反応性の過形成病変はどれか。1つ選べ。
a 線維腫
b 乳頭腫
c 神経鞘腫
d 多形腺腫
解答:a
線維腫は反応性の過形成病変である。真の腫瘍であることは稀である。
問題4 HPVが関与するのはどれか。1つ選べ。
a 線維腫
b 乳頭腫
c 神経鞘腫
d 多形腺腫
解答:b
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、乳頭腫の発症に関与する。
問題5 特定保健指導のストラクチャーはどれか。1つ選べ。
a 保健指導に従事する職員の体制
b 目標の設定
c 健診回数
d 医療費
解答:a
ストラクチャー(構造)評価は、保健事業を実施するための仕組みや体制を評価するものである。
問題6 特定保健指導のアウトカムはどれか。1つ選べ。
a 保健指導に従事する職員の体制
b 目標の設定
c 健診回数
d 医療費
解答:d
アウトカム(結果)評価は、事業の目的・目標の達成度、また、成果の数値目標を評価するものである。
問題7 流行性耳下腺炎に関与するのはどれか。1つ選べ。
a ノロウイルス
b ヒトパピローマウイルス
c 風疹ウイルス
d ムンプスウイルス
解答:d
ムンプスウイルスは、流行性耳下腺炎の原因ウイルスである。
問題8 飛沫感染によるものはどれか。1つ選べ。
a ノロウイルス
b ヒトパピローマウイルス
c 風疹ウイルス
d ムンプスウイルス
解答:d
ムンプスウイルスの感染方法は、咳やくしゃみなどの飛沫感染や接触感染である。
問題9 プロービング時の出血を評価するのはどれか。1つ選べ。
a BOP
b O’LearyのPCR
c DMF
d PDI
解答:a
BOP(Bleeding On Probing)とは、先端に目盛りのついたプローブという探針を使って歯周ポケットの深さを計る際に出血することである。
問題10 歯肉炎の広がりと程度および歯周ポケットの測定によって評価するのはどれか。1つ選べ。
a BOP
b O’LearyのPCR
c DMF
d PDI
解答:d
PDIは、歯肉炎の広がりと程度および歯周ポケットの測定によって評価する指数である。
問題11 歯胚の完全無歯症あるいは部分無歯症が特徴なのはどれか。1つ選べ。
a 好中球減少症
b 骨形成不全症
c 外胚葉異形成症
d 骨粗鬆症
解答:c
外胚葉異形成症とは、皮膚や歯、毛髪など「外胚葉」と呼ばれる組織に由来する部位に異常を来たしている疾患の総称である。
問題12 象牙質がオパール様の色になるのはどれか。1つ選べ。
a 好中球減少症
b 骨形成不全症
c 外胚葉異形成症
d 骨粗鬆症
解答:b
骨形成不全症では、象牙質形成不全が認められる。象牙質の歯の色合いが変化して、グレーあるいは青色のかかった透明度の高い琥珀色になる。
問題13 写真に示す器具で計測するのはどれか。1つ選べ。
a 血糖値
b 血圧
c 動脈血酸素飽和度
d 骨密度
解答:c
パルスオキシメーターは、皮膚を通して動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置である。赤い光の出る装置(プローブ)を指にはさむことで測定する。
問題14 IgGやIgMが関与するものはどれか。2つ選べ。
a ツベルクリン反応
b 花粉症
c 血清病
d 胎児赤芽球症
解答:cd
体液性免疫でigGやIgGが関与するのは、血清病、胎児赤芽球症などである。
問題15 下顎神経の枝はどれか。1つ選べ。
a 頬神経
b 頬骨神経
c 翼口蓋神経
d 大口蓋神経
解答:a
下顎神経の枝には、深側頭神経、外側翼突筋神経、内側翼突筋神経、咬筋神経、口蓋帆張筋神経、鼓膜張筋神経、耳介側頭神経、頬神経、舌神経、下歯槽神経、顎舌骨筋神経、下歯槽神経、オトガイ神経がある。
問題16 【記述問題】乳幼児に用いる栄養発育指数は何か。
解答:Kaup指数
Kaup指数とは、生後3か月から5歳までの乳幼児に対して、肥満や、やせなど発育の程度を表す指数である。成人で使用されるBMIと同じ計算法であるが判定基準が異なる。
問題17 【記述問題】学童期に用いる栄養発育指数は何か。
解答:Rohrer指数
Rohrer指数は、児童・生徒の肥満の程度を表す体格指数である。
問題18 【記述問題】次の( )内の神経線維を伝導速度の速い順に並び変えよ。
( Aα、Aβ、Aγ、Aδ、B、C )
解答:Aα、Aβ、Aγ、Aδ、B、C
神経線維は太いほど、伝導速度が速い。
問題19 【記述問題】ブラッシングのフォーンズ法を簡潔に説明せよ。
解答:毛先を歯面に垂直に当てて、小さな円を描きながら、歯一本ずつ横に移動しながら磨く方法である。
問題20 【記述問題】退形成を簡潔に説明せよ。
解答:腫瘍細胞において由来細胞の機能的、形態的特徴を失い胎生期の状態に戻ったような変化を示した状態のこと。