①-1(20問)解答

問題1 歯の付着物で生体防御作用を持つのはどれか。1つ選べ

A 歯石
B 獲得被膜
C プラーク
D バイオフィルム

正答:B

A✖ 主にリン酸カルシウムや、菌体成分などからなるプラークが石灰化したもの

B〇 獲得被膜(ペリクル)とはエナメル質表面に形成された唾液由来のタンパク性被膜のことで、エナメル質の保護膜である

C✖ プラーク(歯垢)とはペリクルに細菌が付着したもの

D✖ 多種多様な細菌がコロニーを形成したもの。プラークもバイオフィルムの一つである

問題2 喫煙者における歯周組織の特徴はどれか。2つ選べ

A 歯肉の黒色化
B 辺縁歯肉の繊維性増殖
C 口蓋側の浅いポケット
D ブラッシング時の出血増加

正答:A・B

A〇 メラニン色素の沈着により黒色化する

B〇 歯肉は繊維化する

C✖ 喫煙者は特に前歯および口蓋側のポケット形成が顕著である

D✖ 出血は減少傾向になる

問題3 歯周病の宿主因子で局所性修飾因子はどれか。2つ選べ

A 細菌
B 喫煙
C 歯列不正
D 辺縁不適合な補綴物

正答:C・D

A✖ 細菌因子である

B✖ 環境因子である

C〇 宿主由来の局所性修飾因子である

D〇 他に歯石、う蝕、口呼吸、エナメル突起、歯の形態異常、異常習癖などがある

問題4 60歳の男性。下顎前歯部の歯肉から出血を主訴として来院した。慢性歯周炎と診断され、歯科医師より歯頚部付着物の除去を指示された。患者はペースメーカーを装着しているという。使用するのはどれか。2つ選べ。

A 鎌形スケーラー
B 半導体レーザー
C 超音波スケーラー
D 鋭匙型スケーラー

正答:A・D

A〇 シックル型スケーラーのことである

B✖ 軟組織の治療に使われるレーザーである

C✖ ペースメーカー装着患者には不適である

D〇 キュレット型スケーラーのことである

問題5 50歳の女性。下顎右側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。1週間前より症状が継続しているという。歯周組織検査結果の一部を表に示す。得られた情報はどれか2つ選べ 

〇印:プロービング時の出血

A 垂直性の骨吸収が存在する
B 歯肉退縮幅は1~3mmである
C 頬舌・遠近方向に1~2mm程度動く
D 根分岐部の歯槽骨吸収は歯の幅径の1/3を超える状態である

正答:C・D

リンデ・ニーマンの分類(Lindhe&Nyman)→根分岐部病変の水平性欠損の程度によって3つに分けられる

1度:根分岐部病変の水平性欠損が頬舌的に1/3以下にとどまってる

2度:根分岐部病変の水平性欠損の程度頬舌的に1/3以上だが貫通はしていない

3度:根分岐部に骨がなく、頬舌的に貫通している(プローブが通る)

Millerの分類→歯牙の動揺度を示す

0度:生理的動揺

1度:軽度の動揺(唇舌的に0.2~1mm)

2度:中等度の動揺(唇舌、近遠心的に1~2mm)

3度:高度の動揺(唇舌、近遠心的に2mm以上または垂直方向の舞踏状動揺)

A✖ 歯槽骨吸収はわかるが垂直性の骨吸収の判断は難しい

B✖ PPDとアタッチメントレベルから1~2mmである

C〇 同様度2は1~2mmである

D〇 根分岐部(Lindhe&Nymanの分類)の2はプローブが分岐部に歯間の幅の1/3入るが貫通しない

問題6 歯周プローブを使用するのはどれか。2つ選べ

A GI
B PI
C PMA
D CPI

正答:A・D

A〇 Gingival Index 歯肉炎の炎症の広がりと強さを評価

B✖ 歯槽骨の吸収を中心に評価

C✖ 歯肉の炎症の広がりの程度の強さを評価

D〇 歯肉出血、歯石、歯周ポケットの3指標を用いる

問題7  歯周病のリスク検査で調べるものはどれか。1つ選べ

A 唾液中のPH
B 唾液の粘調度
C 唾液の分泌量
D 唾液中のヘモグロビン

正答:D

A✖ う蝕のリスク評価に使われる

B✖ う蝕のリスク評価に使われる

C✖ う蝕のリスク評価に使われる

D〇 唾液中潜血反応によって調べる

問題8 グレーシーキュレットのスケーリングで正しいのはどれか。1つ選べ

A 歯肉縁下の治療に使用しない
B 部位特異的に設計されていない
C フェイスの両側を使って操作できる
D 第1シャンクを歯軸と平行にして操作する

正答:D

A✖ 歯肉縁下に使用できる

B✖ 部位特異的に設計されている

C✖ フェイスの刃は片側のみであるため歯肉を傷つけにくく歯肉縁下に使用できる

D〇 

問題9 グレーシーキュレットを用いて臼歯根分岐部に使用するのはどれか。1つ選べ

A ♯1ー2
B ♯5-6
C ♯9-10
D ♯13-14

正答:C

A✖ 前歯部用

B✖ 前歯部、小臼歯部用

C〇 大臼歯部頬舌面、根分岐部用

D✖ 大臼歯部遠心面用

問題10 ユニバーサル型キュレットと比較したグレーシ型キュレットの特徴はどれか。1つ選べ

A 歯肉縁下に適している
B カッティングエッジが片側である
C 2つのカッティングエッジは並行である
D 第一シャンクに対してフェイスが90°である

正答:B

A✖ 歯肉縁下に適しているのは片側刃のグレーシー型である

B〇 カッティングエッジ(切縁)は刃部の先端片側のみについている

C✖ グレーシー型は片側刃なので1つしかカッティングエッジはない

D✖ 70°である。90°はユニバーサル型

問題11 下顎左側第一大臼歯頬側の部位に使用するグレーシ型キュレットはどれか。2つ選べ

A ♯7
B ♯8
C ♯11
D ♯12

正答:B・D

A✖ 下顎左側臼歯部舌側面

B〇 下顎左側臼歯部頬側面

C✖ 下顎左側臼歯部舌側の遠心根近心面

D〇 下顎左側臼歯部頬側の遠心根近心面

問題12 スケーラーの掌握状把持時にフィンガーレストとする指はどれか。1つ選べ

A 第1指
B 第2指
C 第3指
D 第4指

正答:A

掌握状把持は主にスケーラーのシャープニングに用いられる。スケーラー把持部を第2指から第5指で握り、第1指をフィンガーレスト(固定)とする握り方である。

A〇 第1指(拇指)を固定に用いる把持方法である

B✖ 第2指(示指)

C✖ 第3指(中指)

D✖ 第4指(薬指)

問題13 下顎の大臼歯へ金属冠を装着することとした。研磨時に必要な器具・器材はどれか。1つ選べ

A デンタルフロス
B 研磨用ディスク
C シリコンポイント
D ポリッシングブラシ

正答:C

A✖ 歯面研磨やセメントアウトなどに用いる

B✖ レジン系材料の仕上げ・研磨に用いる

C〇 金属やセラミックスなどの仕上げ・研磨に用いる

D✖ 歯面研磨に使用する

問題14 低値でう蝕ハイリスクと判定されるのはどれか。1つ選べ

A 唾液分泌量
B PCRの評価値
C う蝕病原細菌数
D ビタミンD摂取量

正答:A

A〇 唾液分泌量が少ないとハイリスクと判定される

B✖ PCRとは歯肉縁の歯垢を歯面別に評価する検査であり低いほうがよい

B✖ う蝕原因菌の数が少ないと低リスクである

C✖ ビタミンDは骨の代謝に関与するものでう蝕とは関係ない

問題15 半年前の定期健康診断で来院した。半年前と今のう蝕活動性試験の結果の移り変わりを示す。前回のう蝕活動性試験より改善されているのはどれか。2つ選べ

A カリオスタット 青色→黄色
B 唾液緩衝能   ph4,6→ph5,8
C Dentocult-SM    スコア2→スコア0
D 間食回数    1回/日→3回/日

正答:B・C

A✖ プラーク中のミュータンス連鎖球菌の酸産生能の測定。青(安心)<緑<黄緑<黄(非常に危険)

B〇 pHが高いとローリスクでpHが低いとハイリスクである

C〇 唾液中のS.mutans量のことでスコアが低いとリスクが低い

D✖ 間食回数は少ないほうがリスクが低い

問題16 フッ化物歯面塗布に用いられないものはどれか。1つ選べ

A APF溶液
B フッ化物水素
C フッ化物第一スズ溶液
D フッ化物ナトリウム溶液

正答:B

A✖ リン酸酸性フッ化ナトリウム溶液(APF溶液)は2%NaF溶液を正リン酸で酸性にしたもの。NaFの効果を高めるために、リン酸を加えた溶液のことである。歯面塗布に用いられる。

B〇 フッ化水素はフッ酸とも呼ばれ、毒物及び劇物取締法の医薬用外毒物で人体に有毒である

C✖ 2~8%SnFは歯面塗布に用いられる

D✖ 2%NaFは歯面塗布に用いられる

問題17 OHI-Sによって評価されるものはどれか。2つ選べ

A う蝕
B 着色物
C 歯肉出血
D 縁下歯石

正答:B・D

OHI-S→歯面に付着しているプラークと歯石の付着・沈着面積を観察し、口腔衛生状態を評価する指標である

A✖ う蝕

B〇 DIでは歯面を覆う歯垢や着色物を評価する

C✖ 歯肉出血はCPIやGIなどで見る

D〇 CIでは縁上歯石や縁下歯石を評価する

問題18 SPT時における処置はどれか。2つ選べ

A 応急処置
B 歯周外科治療
C 口腔清掃指導
D スケーリング・ルートプレーニング

正答:C・D

SPT→サポーティブペリオドンタルセラピーの略。歯周病安定期のこと。

A✖ 初診時、歯周基本治療時におこわなれる

B✖ SPTは病的安定の患者に対して行う行為でありSPT時には終えている

C〇 ほかにPMTC、ポケット内洗浄咬合調整、LDDSなどがある

D〇 

問題19 予防填塞の適応になる歯はどれか。2つ選べ

A う蝕のある歯
B 臼歯部咬合面
C 唇側側に白濁の見られる前歯
D 上顎前歯部舌側面の小窩裂溝

正答:B・D

A✖ う蝕リスクの高い歯には行う(反対側の同じ歯種がう蝕になっている場合など)

B〇 

C✖ 修復もしくはフッ化物塗布などが適応である

D〇 

問題20 フッ化物歯面塗布後の指導で正しいものはどれか。2つ選べ

A 塗布終了後はうがいをしてもらう
B 乳幼児の場合保護者にブラッシング指導をする
C う蝕感受性の高い歯は小窩裂溝填塞と組み合わせて行う
D 塗布は一回でいいので次回診療について不必要である旨を伝える

正答:B・C

A✖ 塗布終了後、うがいや飲食は30分間しないよう指導する

B〇 乳幼児の保護者に対しては間食指導、ブラッシング指導を行う

C〇 経過観察から塗布回数の調整や歯種によっては填塞を行う

D✖ 次回の塗布について説明し、受診予約手続きを行う

 

 

問題21

A 
B 
C 
D 

正答:

問題22

A 
B 
C 
D 

正答:

問題23

A 
B 
C 
D 

正答:

 

問題24

A 
B 
C 
D 

正答:

 

問題25

A 
B 
C 
D 

正答:

問題26

A 
B 
C 
D 

正答:

 

問題27

A 
B 
C 
D 

正答:

問題28

A 
B 
C 
D 

正答:

問題29

A 
B 
C 
D 

正答:

問題30

A 
B 
C 
D 

正答: