第3期 ①-2(20問)解答

問題1 第一大臼歯の1歯欠損でブリッジ治療がインプラント治療よりも有利なのはどれか。1つ選べ。

A 清掃性に優れる
B 治療期間が短い
C 修理が容易である
D 食片圧入が少ない

解答:B

A✕ ブリッジのポンティック基底面などは歯間ブラシなどの補助用具が必要なため清掃性に優れているとは言えない

B〇 インプラントは術前検査や埋入後の治療期間が必要になるため、ブリッジのほうが治療期間は短くなる

C✕ インプラントは上部構造の取り外しができるが、ブリッジはセメント合着されているため修理は困難である

D✕ ブリッジポンティックの基底面には食片が圧入しやすい

                                   

問題2 瘻孔からガッタパーチャーポイントを挿入して行うエックス線検査の目的はどれか。1つ選べ 。

A 根管長の測定
B 原因歯の特定
C 歯根破折の診断
D 歯髄の生死の判定

解答:B

A ✕ インピーダンスを利用した電気根管長測定器や、根管内にファイルを挿入してエックス線を撮ることで測定できる

B〇 瘻孔から到達した場所を見て原因歯の特定や原因疾患の診断を行う

C✕ 打診、視診、CTなどで見分ける

D✕ 電気診や温度診で行う

 

問題3  急性歯性感染症に対して抗菌薬が投与された。この医療行為はどれか。1つ選べ。

A 原因療法
B 再生療法
C 緩和療法
D 予防療法

解答:A

A〇 細菌感染症に対する原因療法である

B✕ 失われた組織や機能回復を行うものである

C✕ 悪性腫瘍などの生命を脅かす疾患にもたらされる肉体的精神的苦痛の軽減を目的としたもの

D✕ 疾病の発症を未然に防ぐために行うもので、ワクチン投与などが該当する

 

問題4 フォーハンドテクニックで行う一般的な歯科診療のアシスタントの位置で正しいのはどれか。1つ選べ 。

A 1:00-3:00
B 3:00-6:00
C 6:00-9:00
D 9:00-13:00

解答:A

A〇 フォーハンドテクニックではアシスタントは1:00-3:00の位置で、術者は9:00-13:00の位置が一般的である

 

問題5 侵襲性歯周炎で著明なのはどれか。1つ選べ 。

A 歯垢沈着
B 歯石沈着
C 歯肉の炎症
D 歯槽骨吸収

解答:D

AB✕ 通常の慢性歯周炎と異なり顕著な歯石や歯垢の沈着が見られなくても高度な歯周組織破壊が進行しているのが特徴である

C✕ 歯肉の炎症は著明ではない

D〇 高度な歯槽骨吸収が見られ、アタッチメントロスが著明である

 

問題6 慢性歯周炎と比較して侵襲性歯周炎に特徴的なのはどれか 。2つ選べ。

A 咬合性外傷
B 若年での発症
C 歯石の多量沈着
D 急速なアタッチメントロス

解答:B・D

A✕ 特徴的ではない

B〇 10~30代くらいまでの比較的若い人が羅患しやすい

C✕ 歯垢や歯石が少ないのが特徴である

D〇 急速な歯周破壊によるアタッチメントロスが起こる

 

問題7  歯肉縁上プラークを構成する細菌で最も多いのはどれか。1つ選べ 。

A 通性嫌気性グラム陰性桿菌
B 通性嫌気性グラム陽性球菌
C 偏性嫌気性グラム陰性桿菌
D 偏性嫌気性グラム陽性球菌

解答:B

通性:嫌気的環境下、好気的環境のどちらでも発育が可能な細菌群

偏性:嫌気的環境下、好気的環境下のどちらか一方でのみ発育が可能な細菌群

B〇 ストレプトコッカス(通性嫌気性グラム陽性球菌)はほとんど変動することなくプラークの形成の初期から成熟期において優性菌である

 

問題8  糖尿病が歯周病に及ぼす影響で正しいのはどれか。1つ選べ。

A 骨隆起の増大
B 歯根膜腔の拡大
C セメント質の肥厚
D アタッチメントロスの増加

解答:D

A✕ 関係ない

B✕ 咬合性外傷などで見られる

C✕ 加齢などで見られる

D〇 アタッチメントロスの増加は歯肉炎の進行を意味しており、糖尿病が及ぼす影響と考えられる

 

問題9 歯周基本治療に含まれるのはどれか。1つ選べ。

A GBR
B ENAP
C FLAP
D LDDS

解答:D

A✕ 骨誘導再生法のことであり、歯周外科治療に含まれる

B✕ 新付着術のことで、歯周外科治療に含まれる

C✕ 歯肉剥離掻把術のことで、歯周外科治療に含まれる

D〇 抗菌薬の局所投与のことで歯周基本治療に含まれる

 

問題10 歯周治療終了時の再評価でメインテナンスに移行できる治癒の判定基準はどれか。2つ選べ。

A 軽度な歯肉の炎症
B 歯周ポケット3mm
C 生理的範囲内の動揺
D プロービング時出血あり

解答:B・C

A✕ 歯肉の炎症なしが治癒の判定基準である

B〇 歯種ポケット3mm以内が治癒の判定基準である

B〇 生理的範囲内の動揺は問題ない

D✕ BOP(-)が治癒の基準となる 

 

問題11 SPTに含まれるのはどれか。2つ選べ。

A SRP
B GTR
C LDDS
D ENAP

解答:A・C

A〇 スケーリング・ルートプレーニングのことである

B✕ 歯周組織再生療法の一つで、歯周外科治療に含まれる

C〇 局所薬物配送システムである

D✕ 新付着術のことで、歯周外科治療に含まれる

 

問題12  下顎の側方滑走運動時に作業側のみ接触する咬合様式はどれか。1つ選べ 。

A カスピッド・オクルージョン
B フルバランスド・オクルージョン
C バイラテラルバランスド・オクルージョン
D グループファンクションド・オクルージョン

解答:D

A✕ 側方滑走時、作業側犬歯により誘導され作業側、平行側ともに臼歯は離開する天然歯列の咬合様式である

B✕ 側方運動時、作業側、平行側ともにすべての臼歯が接触する全部床義歯時に理想とされる咬合様式

C✕ 側方運動時、作業側、平行側ともにすべての臼歯が接触する全部床義歯時に理想とされる咬合様式

D〇 側方運動時において、作業側の犬歯及び臼歯が誘導を行う咬合様式で、作業側の臼歯は頬側咬頭同士が均一に接触し滑走する一方、平行側の臼歯は離開する。天然歯列で見られる咬合様式の一つである

 

問題13 カンペル平面を基準としたフェイスボウトランスファーを行うときの基準点として正しいのはどれか。2つ選べ。

A 鼻翼下縁
B 鼻翼上縁
C 眼窩下点
D 平均的顆頭点

解答:A・D

AD〇 カンペル平面を基準とする場合は鼻翼下縁と平均的顆頭点を基準点とする

B✕ 関係ない

C✕ フランクフルト平面基準とするときは眼窩下点と平均的顆頭点を基準点とする

 

問題14 ブリッジと比較した場合の部分床義歯の特徴はどれか。2つ選べ

A 違和感が少ない
B 清掃が容易である
C 咀嚼能力に優れる
D 多数歯欠損に適用できる

解答:B・D

A✕ 部分床義歯は違和感が強い

B〇 義歯は口腔外に取り出せるためブリッジより清掃しやすい

C✕ ブリッジと比べ動揺しやすい部分床義歯では咀嚼能力は劣る

D〇 ブリッジが適用できないような多数歯欠損に適用できる

 

問題15 ミリング法が行われるのはどれか。1つ選べ 。

A 焼成法
B CAD/CAM法
C 加圧法(押し込み法)
D 鋳造法(キャスタプルセラミックス)

解答:B

B〇 CAD/CAM法のCAMは削り出し法(ミリング法)のことである

 

問題16 可撤性部分床義歯の把持に有効なのはどれか。1つ選べ 。

A 隣接面板
B 義歯床頬棚部
C 咬合面レスト
D パラタルストラップ

解答:A

A〇 隣接面板、拮抗腕、鉤体、鉤肩が把持に有効である

B✕ 粘膜への咬合圧負担域であるため、支持に有効である

C✕ 支持に有効である

D✕ 歯面に接していない大連結子のため把持機能はない

 

問題17  PLP(パラタルリフト)によって改善されるのはどれか。1つ選べ

A 嚥下反射
B 食塊形成
C 鼻腔逆流
D 食べこぼし

解答:C

摂食嚥下障害を改善するための口蓋の挙上不全に使用する口蓋挙上装置のこと

ABD✕ PLPによっては改善しない

C〇 鼻咽腔閉鎖を助けることで開鼻声を軽減し、発話明瞭度を改善もする

 

問題18 義歯における前歯部形態の決定に際して使用されるSPA要素の組み合わせで正しいのはどれか。1つ選べ。

A S―性別
B P―年齢
C A―性格
D A―個性

解答:A

S(性別)、P(個性)A(年齢)である

A〇

 

問題19 半固定性ブリッジの構成要素はどれか。2つ選べ。

A 咬合面レスト
B ポンティック
C 磁性アタッチメント
D キーアンドキーウェイ

解答:B・D

A✕ 部分床義歯の構成要素の一つで、把持効果がある

B〇 ブリッジの構成要素の一つであり、半固定性ブリッジにも存在する

C✕ オーバーデンチャーに磁石と、歯根に磁性金属(キーパー)を埋め込んだもの

D〇 半固定性ブリッジは平行性の取れない支台歯間や、支台歯間での動揺の差、中間支台歯のある複数欠損を有するロングスパンブリッジをキーアンドキーウェイにて繋ぐことができる

 

問題20  歯面に接触する大連結子はどれか。1つ選べ。

A 外側バー
B 前パラタルバー
C 中パラタルバー
D リンガルプレート

解答:D

A✕ 舌側に大きなアンダーカットがあり、大連結歯の設置が困難な症例において頬側に設置される。ラビアルバーとも呼ばれ歯面から話して設定される

BC✕ 上顎の口蓋部に使用されるバーで、歯面からは離れている

D〇 口腔底の浅い症例などリンガルバーが用いられない症例に適用することができ、上端は下顎前歯舌側面に接触する