第3期 ①-1(20問)解答

問題1 障害者生活日常自立度の判定基準で正しい組み合わせはどれか。2つ選べ。

A ランクA        ―屋内の生活は概ね自立しているが介助なしには外出しない
B ランクB        ―屋内での生活は何らかの介助を要する
C ランクC        ―何らかの障害等を有するが日常生活はほぼ自立している
D ランクJ        ―1日中ベッド上で過ごし、排泄、食事において介助を要する

解答:A・B

                                   

 

問題2 80歳男性。食事時に頻繁にむせるため訪問歯科診療による精査の依頼があった。訪問時に必要な機器はどれか、2つ選べ 。

A  聴診器
B 光照射器
C 電気歯髄診断器
D パルスオキシメーター

解答:A・D

A〇 摂食嚥下障害の検査として頸部聴診法を行うため必要である

BC✕ 摂食嚥下障害の検査のために必要はない

D〇 食事時に頻繁にむせいており、誤嚥の疑いがあるのでSpO2(動脈血酸素飽和度)と脈拍数を確認するためにパルスオキシメーターが必要である

 

問題3  栄養支援チーム(NST)について正しいのはどれか。1つ選べ。

A 診療科ごとに組織する
B 職種別に記録を作成する
C 原疾患の合併症予防を目的に含む
D 参加者は医療従事者に限定される

解答:C

A✕ 診療科ごとに組織する必要はない

B✕ チームで一つの記録をまとめて作成している

C〇 原疾患の合併症予防や栄養状態を改善させ、必要に応じて経口摂取への円滑な移行を促進することが目的である

D✕ 参加者には 医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科衛生士などの専門職がチームを構成する。またほかに、患者や家族もチームの一員となるため参加者は医療従事者に限定されない

 

問題4 口腔ケアを行うときの基本的体位はどれか。1つ選べ 。

A 座位
B 伏臥位
C 仰臥位
D Fowler位

解答:A

A〇 基本体位である

BCD✕ 様々な障害の対象者によってはこれらの体位を取ることもあるが基本体位としては使用されない

 

問題5 鼻咽腔閉鎖機能を評価するのはどれか。1つ選べ 。

A ソノグラフィー
B パラトグラム
C ブローイング検査
D ディアドコキネシス

解答:C

A✕ 睡眠時無呼吸症候群を評価する検査である

B✕ 舌が口蓋に接触する範囲を評価する検査である

C〇

D✕ 発話速度やリズムの異常を評価する検査である

 

問題6  気道防御能を評価できるのはどれか。2つ選べ。

A 咳テスト
B 頸部聴診法
C 反復嚥下唾液嚥下テスト
D オーラルディアドコキネシス

解答:A・B

気道防御能とは、誤嚥したときにむせたりせき込んだりすることである

A〇 むせのない誤嚥(不顕性誤嚥)を評価する方法で、気道防御能を評価することができる

B〇 安静時の呼吸音、嚥下後の呼吸音、嚥下時の嚥下音を頸部から聴診する方法であり、気道防御能を評価することができる

C✕ 随意的な嚥下誘発反射惹起を定量的に評価する方法のため、気道防御能を評価することはできない

D✕ 発音を用いて舌や口唇、軟口蓋などの運動の速度や緻密性を評価する方法

 

問題7  摂食嚥下の5期モデルで認知機能の低下により主に障害される期はどれか。1つ選べ 。

A 1期
B 2期
C 3期
D 4期

解答:A

A〇 食物摂取前の時期を摂食嚥下の第1期(先行期、認知期)といい、認知機能の低下により障害される

B✕ 第2期(準備期)は咀嚼を行う時期である

C✕ 第3期(口腔期)は食塊を舌によって咽頭へ送り出す時期である

D✕ 第4期(咽頭期)は食塊が口峡から嚥下反射により食道入口部を通過するまでの時期である

 

問題8 小児の医療面接で適切なのはどれか 。1つ選べ。

A 開放的な環境を重視する
B 専門用語を用いて説明する
C 小児と保護者は分けて行う
D 非言語的コミュニケーションを活用する

解答:D

A✕ 開放的な環境で医療面接を行うと、小児の集中力が散漫となり動き回ったりするため、保護者も医療面接に集中できなくなるため、ある程度閉鎖された明るい落ち着いた雰囲気の場のほうが良い

B✕ 小児にも保護者にも用いるべきでない

C✕ 分離すると小児は初めての場で不安や恐怖を抱くため面接は分離せずに行う

D〇 ラポール形成の目的としても、小児と非言語的コミュニケーションをとり、少しづつ慣れていくことが大切である

 

問題9 嚥下機能を評価するのはどれか。2つ選べ。

A MNA
B MMSE
C MWST
D RSST

解答:C・D

A✕ 簡易栄養状態評価表. Mini Nutritional Assessmentのことである

B✕ Mini Mental State Examinationは認知機能の評価法と認知症の診断に使われる

C〇 改訂水飲みテスト(Modified Water Swallowing Test)である

D〇 反復唾液嚥下テスト(Repetitive Salive Swallowing Test)である

 

問題10 不顕性誤嚥が検出できるのはどれか。1つ選べ。

A フードテスト
B 嚥下造影検査
C 改訂水飲みテスト
D 反復唾液嚥下検査

解答:B

A✕ 摂食嚥下のスクリーニングテストの1つで、食塊形成と咽頭への移送の機能について評価することができる

B〇 嚥下造影検査(VF)は口腔から咽頭、そして食道入口部までの食塊の流れを動画に収めることが可能な検査である。食塊形成、舌運動、軟口蓋挙上、嚥下反射、咽頭・喉頭の食塊の流れ、誤嚥(不顕性誤嚥、食道入口部開大不全)などの働きが見える

C✕ 摂食嚥下のスクリーニング検査の1つで、むせや咳、呼吸変化の有無などを見る

D✕ 摂食嚥下のスクリーニング検査の1つで、30秒間で何回唾液が呑み込めるかの測定をする

 

問題11 改訂水飲みテストで正しいのはどれか。1つ選べ。

A 温水を用いる
B 30mlを嚥下させる
C 口腔底に水を入れる
D 5回繰り返して評価する

解答:C

A✕ 冷水を用いる

B✕ 3mlの冷水を嚥下させる。30mlの水を嚥下させるのは水飲みテストである

C〇

D✕ 嚥下後、反復嚥下を2回行わせる

 

問題12 90歳男性。介護老人福祉施設が実施するミールラウンド(食事場面の観察)の場において食事中のむせが認められた。まず行われる検査はどれか。1つ選べ 。

A 頸部聴診法
B 超音波検査
C 嚥下造影検査
D ブローイング検査

解答:A

A〇 まず行われる検査で、摂食嚥下障害をスクリーニングする

B✕ 超音波検査でむせの原因となるところはわからない

C✕ 口腔から咽頭、食道入口部への食塊の流れを見るものでまず行われる検査ではない

D✕ ブローイング時の鼻漏出の程度を検査し、鼻咽腔機能を評価する

 

問題13 85歳男性。脳梗塞による摂食・嚥下障害によって経口摂取を禁止されていた。右方麻痺がある。経口摂取の再開に当たり直接訓練を行うこととした。適切なのはどれか。2つ選べ。

A 仰臥位にする
B 横向き嚥下とする
C 箸を使って訓練する
D 水分にとろみをつける

解答:B・D

A✕ 仰臥位は誤嚥しやすいため、座位またはファーラー位、片麻痺があるなら側臥位を選択する

B〇 片麻痺患者に対しては患側へ頸部回旋して嚥下させる

C✕ 片麻痺がある患者は箸を使用するのは困難であるため、食具の改良や、手づかみ食べ訓練を行うのがよい

D〇 水分は誤嚥しやすいためとろみをつけることが適切である

 

問題14  味覚障害を生じるのはどれか。2つ選べ

A 狭心症
B 低血圧
C 亜鉛欠乏症
D 放射線障害

解答:C・D

A✕ 冠状動脈の血流障害による虚血性心疾患の一つで、味覚障害は生じない

B✕ 味覚障害は起こらない

C〇 味覚を感じる味細胞に亜鉛は深く関与しているため亜鉛の欠乏により味覚障害は起こる

D〇 放射線治療による障害で唾液分泌能の低下や急性粘膜縁により味覚の衰退が起こりえる

 

問題15 周術期口腔管理の目的として正しいのはどれか。1つ選べ 。

A 審美性の回復
B 咬合関係の改善
C アレルギー改善
D 術後性呼吸器合併症の予防

解答:D

ABC✕ 周術期口腔管理とは無関係である

D〇 がんの手術、心臓手術、臓器移植などの周術期に口腔ケアを行うことによって誤嚥性肺炎や術後性呼吸器合併症の予防を行える

 

問題16 口内法エックス線撮影で焦点・皮膚間距離を長くすると生じるのはどれか。1つ選べ 。

A 画像の歪み
B 画像の拡大
C 鮮鋭度の増加
D 写真コントラストの上昇

解答:C

A✕ 画像の歪みは小さくなる

B✕ 画像は縮小する

C〇 半影が小さくなり鮮鋭度が高くなる

D✕ コントラストの向上はない

 

問題17  口臭検査はどれか。1つ選べ

A パッチテスト
B 薬物感受性試験
C ガスクロマトグラフィー
D DLST(薬剤誘発性リンパ球刺激試験)

解答:C

A✕ 金属アレルギーの検査である

B✕ 薬物に対しての検査である

C〇

D✕ 薬物もしくは金属などのアレルギーを調べる検査である

 

問題18 運動負荷心電図検査でベルトコンベアを用いる方法はどれか。1つ選べ。

A エルゴメーター
B トレッドミル
C スパイログラム
D パルスオキシメーター

解答:B

A✕ 自転車を用いる方法である

B〇

C✕ 肺機能検査である

D✕ 動脈血の酸素飽和度を測る器械である

 

問題19 細菌感染症の指標となるのはどれか。1つ選べ。

A TP
B UN
C CRP
D γ-GTP

解答:C

A✕ 総タンパクのことで、血清タンパクの多くは肝臓で合成され、主な成分はアルブミンやグロブリンである

B✕ 尿素窒素のことである

C〇 炎症や組織破壊病変を伴う病態の活動性を判断するために有用な指標とされている

D✕ 肝臓の機能を反映している指標

 

問題20  認知機能評価のなかで質問紙法はどれか。1つ選べ。

A CDR
B SGA
C FAST
D HDS-R

解答:D

A✕ 認知機能評価で、観察式法である

B✕ 主観的包括包括評価といい、栄養スクリーニング都市提唱されている

C✕ 認知機能評価で、観察式法である

D〇 改訂 長谷川式簡易知能評価スケールといい、認知症のスクリーニングを目時とする質問式法である。他にMMSE(ミニメンタルステート検査)などもある