③-5(20問)解答

問題1 ドライソケットで正しいのはどれか 。1つ選べ。

A 接触痛が少ない 
B ゾンデで骨が触れる 
C 周囲の炎症症状が強い
D 肉芽組織が充満している 

解答:B

A× 接触痛が強く自発痛もある

B〇 歯槽骨壁が露出し、抜歯窩が乾燥しているため骨を直接触れられる

C× 周囲の軟組織の炎症がほとんどなく主張や発赤が見られないのが特徴

D× 肉芽組織が見られるようになると疼痛が消失し治癒に向かう    

 

問題2 フラビーガムが見られる症例の印象採得を行うときに、個人トレーに穴をあけ遁路を付与する目的はどれか 。1つ選べ 。

A  印象圧の減少
B 細部再現性の向上 
C 印象態変形の防止 
D 印象材のトレーへの保持向上 

解答:A

A〇 トレーに遁路付与によって印象圧が減少する

B× 細部再現性を向上させるために、精密印象材を用いる

C× 変形防止には印象練和や撤去などをマニュアル道りに行うことが大切である

D× 普通の症例では保持向上の目的があるが、本症例における遁路の目的とは違う

 

問題3  フレイルで正しいのはどれか 。1つ選べ。

A せん妄を伴う 
B 青年期にみられる 
C 進行は可逆的である 
D 寝たきりの状態を指す

解答:C

A✕ せん妄は加齢に伴いみられるがフレイルには伴わない

B✕ 高齢者に多く見られる

C〇 フレイルはサルコペニアと低栄養が原因と考えられているが、改善することが可能なため進行は可逆的である

D✕ フレイルは加齢に伴い多くの臓器の生理学的活動が障害された状態であり、寝たきりの状態を表しているわけではない

 

問題4 三叉神経痛にみられる特徴はどれか。1つ選べ 。

A 口笛不能
B 味覚障害 
C 麻痺性兎眼
D Valleixの圧痛点 

解答:D

A✕ 末梢性顔面神経麻痺にみられる

B✕ 末梢性顔面神経麻痺にみられる

C✕ Bell麻痺の症状の一つで、特発性末梢神経麻痺にみられる

D〇 オトガイ孔部、眼窩下孔部、眼窩上孔部を圧迫したときに激痛が起こる

 

問題5 口腔インプラント治療のリスク因子はどれか。2つ選べ 。

A 飲酒習慣
B 喫煙習慣
C ブラキシズム
D 閉塞型睡眠時呼吸障害

解答:B・C

A✕ リスク因子は低い

B〇 インプラント治療のリスク因子の1つである

C〇 インプラントは歯根膜による緩衝性を有しないためブラキシズムやクレンチングなどがあれば咬頭干渉により咬合性外傷を引き起こすことがある

D✕ インプラント治療の直接的なリスク因子とは言えない

 

問題6  下顎第二乳臼歯の早期喪失後、放置した場合に下顎永久歯列に生じるのはどれか 。1つ選べ。

A 切歯の唇側傾斜 
B 犬歯の近心傾斜 
C 第一大臼歯の近心傾斜 
D 第二大臼歯の遠心傾斜

解答:C

A✕ 生じない

B✕ 遠心傾斜することはあるが近心傾斜は生じない

C〇 

D✕ 近心傾斜することはあるが遠心傾斜は生じない

 

問題7  歯がその長軸を中心に回転していることをなんと言うか。1つ選べ 。

A 転移
B 傾斜
C 捻転
D 低位

解答:C

A✕ 歯が歯列弓の正しい位置からはずれること

B✕ 歯の長軸がいずれかの方向に傾いていること

C〇

D✕ 歯の切端あるいは咬頭頂が咬合平面に徹していないこと

 

問題8 AngleⅡ級2類の不正咬合の特徴で正しいのはどれか 。2つ選べ。

A オーバーバイトが大きい
B オーバージェットが小さい
C Interincisal angleが小さい
D FH平面に対する上顎中切歯歯軸傾斜角が大きい

解答:A・B

A〇 AngleⅡ級2類は上顎前歯が口蓋側に傾斜しているためオーバーバイトが深くなる

B〇 AngleⅡ級2類は上顎前歯が口蓋側に傾斜しているためオーバージェットは小さくなる

C✕ AngleⅡ級2類は上顎前歯が口蓋側に傾斜しているため上下顎前歯からなる角度で表されるInterincisal angleは大きくなる

D✕ AngleⅡ級2類は上顎前歯が口蓋側に傾斜しているため小さくなる

 

問題9 混合歯列期に骨性癒着した歯に生じるのはどれか 。1つ選べ。

A 移転
B 低位
C 転移
D 捻転

解答:B

A✕ 歯の萌出位置が隣同士、あるいはもっと離れて入れ替わっていること

B〇 混合歯列期に永久歯が歯槽骨と骨性癒着を起こすと歯の萌出が障害され低位となる

C✕ 歯が歯列弓の正しい位置からはずれること

D✕ 歯の長軸がいずれかの方向に傾いていること

 

問題10 フランクフルト平面を構成する計測点はどれか。2つ選べ。

A S(セラ)
B N(ナジオン)
C Or(オルビターレ)
D Po(ポリオン)

解答:C・D

A✕ 蝶形骨トルコ鞍の中心点で、SN平面もしくはY軸角に関連する計測点である

B✕ 鼻骨前頭縫合の最善点で、SN平面もしくは顔面平面に関連する計測点である

C〇 眼窩骨縁最下点で、フランクフルト平面を形成する計測点の一つである

D〇 イヤーロッドの最上縁で、フランクフルト平面を形成する計測点の一つである

 

問題11 高齢者の入院中の事故で頻度が高いのはどれか。1つ選べ。

A 窒息
B 溺水
C 転倒
D 火傷

解答:C

A✕ 高齢者の事故で重傷度の高い事故の一つであるが入院中の事故としては頻度は高くない

B✕ 高齢者の事故で最も重症化しやすい事故である入院中の事故としては頻度は高くない

C〇 入院中の事故で最も頻度が高い事故である

D✕ 入院中の事故としては頻度は高くない

 

問題12 出生時に歯胚形成が開始されるのはどれか。1つ選べ 。

A 中切歯
B 乳中切歯
C 第一小臼歯
D 第一大臼歯

解答:C

A✕ 歯胚形成は5~5半月で、出生時にはすでに石灰化開始されている

B✕ 歯胚形成は胎生7週である

C〇

D✕ 胎生3~4か月に歯胚形成がされ、出生時に石灰化開始の時期となる

 

問題13 Hellmanの歯齢で、すべての第一大臼歯の萌出完了期を示すのはどれか。1つ選べ 。

A ⅠA期
B ⅡA期
C ⅢA期
D ⅣA期

解答:C

A✕ 無歯期で顎間空隙が見られる

B✕ 乳歯列完成期である

C〇 第一大臼歯萌出完了期及び切歯萌出中あるいは完了期である

D✕ 第二大臼歯萌出完了期である

 

問題14  4歳の男児、定期検診のため来院した。口腔の診察でわかるのはどれか。2つ選べ。

A 空隙の有無
B 埋伏過剰歯
C リーウェイスペース
D ターミナルプレーンの型

解答:A・D

A〇 

B✕ 口腔内診察だけでは確証は得られない。エックス線検査で発見される

C✕ リーウェイスペースは乳歯側方歯群と永久歯側方歯群の差であることから口腔内診察のみではわからない

D〇 乳歯列咬合時の第二乳臼歯遠心面の関係なため診察可能である

 

問題15 乳幼児の定型発達において、つかまり立ちができるようになる時期はどれか。1つ選べ 。

A 6か月
B 9か月
C 12か月
D 15か月

解答:B

A✕ 寝返りができる時期である

B〇

C✕ 1歳~1歳2か月には1人で数歩歩くことができるようになる時期である

D✕ 一人で歩くことができるようになる

 

問題16 乳歯の歯髄保存療法に用いるのはどれか。1つ選べ 。

A パラホルム製剤
B ヨードホルム製剤
C クロロフェノール製剤
D 水酸化カルシウム製剤

解答:D

A✕ 歯髄を失活させてしまうため最近ではほとんど用いられない

B✕ 根管の防腐、創傷や潰瘍の殺菌・消毒に用いられる

C✕ 疼痛緩和を兼ねた根管消毒として用いられる

D〇 保存療法に用いられ、第二象牙質の形成促進と感染象牙質の再石灰化の促進を期待される

 

問題17  乳臼歯に対して行う水酸化カルシウム製剤使用の生活歯髄切断法の術式に含まれるのはどれか。2つ選べ

A 天蓋の一塊除去
B 電気メスによる歯髄切断
C 超音波を使用した髄腔洗浄
D 水酸化カルシウムによる髄床底の被覆

解答:A・D

A〇 天蓋は島状にして一塊に除去する

B✕ 電気メスを用いて歯髄切断は行われない

C✕ 超音波を使用して髄腔洗浄は行わない

D〇 

 

問題18 老化に伴って低下するのはどれか。1つ選べ。

A 食後血糖
B 収縮期血圧
C 動脈圧受容器反射機能
D 血清総コレステロール

解答:C

動脈圧受容器とは頸動脈洞や大動脈弓に存在する血圧を感受する場所である

A✕ 老化に伴いインスリンの分泌量低下が起こり食後血糖は増加する

B✕ 老化に伴って動脈硬化が生じることで収縮期血圧は増加する

C〇 老化に伴って動脈硬化が生じることで、動脈受容器反射機能は低下する

D✕ 老化に伴い増加する

 

問題19 運動機能の低下によって咀嚼障害を呈する疾患はどれか。1つ選べ。

A 血友病
B 高血圧症
C 骨粗鬆症
D Alzheimer病

解答:D

AB✕ これらの疾患で運動機能低下によって咀嚼障害を呈することはない

C✕ 骨量の減少などにより骨に脆弱性が生じる疾患であり運動機能低下による咀嚼障害を呈することはない

D〇 運動機能の低下により咀嚼障害を呈する

 

問題20  Barthel Index(BI)で評価する項目はどれか。1つ選べ。

A 調理
B 買い物
C 服薬管理
D 排尿コントロール

解答:D

ABC✕ IADL(手段的日常生活動作)で評価する項目である

D〇 ADLで評価する項目は、食事、移乗、整容、トイレ、入浴、歩行、階段昇降、行為、排便コントロール、排尿コントロールがある