③-2(20問)解答

問題1 圧排糸を用いた歯肉圧排を行う上で正しいのはどれか。2つ選べ。

A 支台歯の全周より短い糸を使う
B ジンパッカーで歯肉溝に挿入する
C 圧排糸にアドレナリンを含ませる
D 圧排糸は印象採得後にピンセットで取り出す

解答:B・C

A✕ 支台歯の全周より数ミリ長い糸を使う

B〇 ジンパッカーを使い歯肉溝の全周に入れる

C〇 血管収斂薬の硫酸アルミニウムや血管収縮薬であるアドレナリンをしみこませる

D✕ 印象採得前にピンセットで取り出してから印象採得を行う

                                   

問題2 上顎前歯唇側根面部の修復を行うこととなった。用意するものはどれか。1つ選べ。

A バイタルリング
B クラウンフォーム
C ガムリトラクター
D マトリックスバンド

解答:C

A✕ 臼歯部の2級窩洞に使われる

B✕ 前歯部4級窩洞に使われる

C〇 根面部を修復するためガムリトラクターで歯肉を押しのける役目を果たす

D✕ 2級窩洞に使われる

 

問題3 上顎前歯Ⅴ級窩洞のコンポジットレジン修復を行った。仕上げ研磨に使用するのはどれか。2つ選べ。

A ストリップス
B ホワイトポイント
C シリコーンポイント
D ダイヤモンドポイント

解答:B・C

上顎前歯Ⅴ級窩洞とは、唇面または口蓋面の歯肉側1/3のう蝕に対して形成される窩洞である

A✕ 隣接面余剰部の除去や研磨に用いる

B〇 

C〇 レジンだけでなく金属、セラミックスにも使われる

D✕ 歯質の切削、オールセラミッククラウンの除去などに使われる

 

問題4 う蝕検査用いられるのはどれか。1つ選べ。

A CO2レーザー
B Er:YAGレーザー
C Nd:YAGレーザー
D 半導体レーザー

解答:D

A✕ 軟組織切開や止血に使われる

B✕ 硬組織切開、エナメル質・象牙質の窩洞形成に使用する

C✕ 基本軟組織の切開に使われる。硬組織の切開にも使われることがある

D〇 赤色半導体レーザーが使用される。小窩裂溝齲蝕での検出能力が高い

 

問題5 55歳女性、約4年前にコンポジットレジン修復処置を受けたという。口腔内写真を示す。着色の原因はどれか。1つ選べ。

A 保持形態の不良
B 窩洞概形の不備
C 感染歯質の残存
D 歯質との接着不良

解答:D

A✕ 保持形態とは修復物が脱離しないためのもので、保持形態の不良である場合は修復物の脱落が起こっている

B✕ 窩洞外形の不備は二次齲蝕を引き起こすものである

C✕ 感染歯質の残存は二時齲蝕を引き起こすものである

D〇 窩洞周囲に褐線が見られるため接触不良によりギャップが生じそこに着色物が付着したと考えられる

 

問題6 セラミックインレーの内面に行う処理はどれか。1つ選べ。

A フッ酸処理
B サンドブラスト
C リン酸エッチング
D   イオン含有プライマー

解答:B

A✕ 体に毒性のあるものである

B〇 セラミックインレー内面に行うことによって接着強化が行われる

C✕ 歯質に行われる処理である

D✕ 金属の接着の際に行われる処理である

 

問題7  酸化亜鉛ユージノールセメントで正しいのはどれか。2つ選べ。

A 合着に使用する
B 練和時発熱を起こす
C 歯髄鎮静作用がある
D レジンの重合阻害作用がある

解答:C・D

A✕ 仮着に使用される

B✕ リン酸亜鉛セメントの練和時に発熱を起こす

C〇

D〇 レジンとの併用は避ける

 

問題8 根管充填で、加熱した後ガッタパーチャーの切断面を圧接する器具はどれか。1つ選べ。

A レンツロ
B 根管プラガー
C スプレッダー
D ヒートキャリアー

解答:B

A✕ 根管内へのシーラーの塗布に使われる

B〇 

C✕ 側方加圧に使用される

D✕ 根管口部の余剰なガッタパーチャーポイントの切断に用いられる

 

問題9 咬合採得時に用意すべき器具はどれか。2つ選べ。

A コンタクトゲージ
B ワックススパチュラ
C パラフィンワックス
D モデリングコンパウンド

解答:B・C

A✕ インレーやクラウンなどの装着時に隣接面との状態を見るために使用される。咬合採得時には必要ない

B〇 咬合採得時、咬合堤のワックスを溶かしたり足したりするのに使う

C〇 咬合採得時、軟化させてワックスを足す

D✕ 筋圧形成時に使用されるもので咬合採得時に使用しない

 

問題10 67歳の男性。慢性歯周炎によって下顎の前歯を抜歯することになり、歯科医師から抜歯鉗子を準備するよう指示があった。器具の写真を示す。正しいのはどれか。1つ選べ。

A ①
B ②
C ③
D ④

解答:A

A〇 下顎前歯用である

B✕ 下顎小臼歯用である

C✕ 上顎前歯用である

D✕ 上顎大臼歯用である

 

問題11 止血鉗子はどれか。2つ選べ。

A ペアン
B マチュー
C ヘーガル
D モスキート

解答:A・D

A〇

B✕ 持針器の名称である。角針や大きめの針を把持する

C✕ 持針器の名称である。丸針や小さめの針を把持する

D〇

 

問題12 伝達麻酔のカートリッジ式注射器について正しいのはどれか。2つ選べ。

A カートリッジは凍結させる
B ハンドルはリング状である
C プランジャー頭部はらせん状である
D 注射針の長さは12~21㎜を使用する

解答:B・C

A✕ カートリッジは凍結を避け、15℃以下の冷暗所で保管する

B〇 吸引しやすいようにリング状になっている 

C〇 プランジャー頭部(先端)はらせん状もしくはフック(モリ)状になっている

D✕ 伝達麻酔は25~30㎜が一般的で、太さは25~27Gである。浸潤麻酔には12~21㎜の長さで30~33Gのものを使用される

 

問題13 アーチワイヤーの切断に適しているのはどれか。1つ選べ。

A ピンカッター
B エンドカッター
C ホウのプライヤー
D ライトワイヤープライヤー

解答:B

A✕ ピンアンドリガチャーカッターのことで、結紮線(リガチャーワイヤー)の切断に用いられる

B〇

D✕ アーチワイヤーの結紮、把持に用いる

D✕ アーチワイヤーのループの形成や屈曲に用いられる

 

問題14 矯正治療時にバンド装着のスペースを確保するのに使用されるのはどれか。1つ選べ。

A エラスティック
B エラストメリックチェーン
C エラスティックセパレーター
D エラストメリックモジュール

解答:C

A✕ 顎間、顎内、顎外に使用されるゴムである

B✕ ゴムの伸縮性を利用し歯間の空隙の閉鎖や歯の移動に使用される

C〇 バンド装着前に歯間に挿入してバンド装着の隙間を作る

D✕ マルチブラケット装置を用いたアーチワイヤーの固定に使用される

 

問題15 小児の歯科治療時の行動変容で、強化因子を取り除くのはどれか。1つ選べ。

A TEACCH法
B Tell-Show-Do法
C レスポンスコスト法
D トークンエコノミー法

解答:C

A✕ 自閉スペクトラム症児などに対して場所や時間、手順を構造化する方法

B✕ 系統的脱感作の一つで実際にやって見せる方法

C〇 トークンを不適応行動をとった場合に取り上げるといった負の強化により治療に望ましい行動を強める方法

D✕ トークン(シールやワッペン)を与えるといった正の強化により望ましい行動を強める方法

 

問題16 6歳男児。下顎右側第二乳臼歯に生活歯髄切断法が行われることとなった。まず使用される道具はどれか。1つ選べ。

A 局所麻酔薬
B ラウンドバー
C ラバーダムセット
D スプーンエキスカベーター

解答:A

A〇 まず表面麻酔・局所麻酔が行われる

B✕ 歯冠部の歯髄除去時、根管根明示時に使用される

C✕ 麻酔の後にラバーダムの装着は行われる

D✕ 軟化象牙質除去時に使用される

 

問題17 認知症高齢者の接し方で正しいのはどれか。2つ選べ。

A 説得を心がける
B 安心の場を与える
C 幼児語を用いて説明する
D 非言語的コミュニケーションを大切にする

解答:B・D

A✕ 患者を説得するということはない

B〇 認知症患者は日によって機嫌にばらつきがあるため、患者の状態によっては無理をせず安心できる場を提供する

C✕ 幼児語を用いる必要はない

D〇 わかりやすい言葉で十分な説明を行うだけでなく、非言語的コミュニケーションを大切にして併用し接することも効果的である

 

問題18 抗てんかん薬を服用している患者が歯科治療中にけいれん発作を起こした。適切な対応はどれか。1つ選べ。

A 胸骨圧迫
B 人工呼吸
C 気道確保
D AED使用

解答:C

A✕ 心停止に対する処置である

B✕ てんかん発作にて呼吸停止は生じることもあるが、ほとんどのてんかん発作は数分でおさまるためまずは人工呼吸を行う必要はない

C〇 てんかん発作により意識障害を伴うことがあるので気道確保が必要である

D✕ 心停止の時に使用されるもので、てんかん発作で心停止をきたすことはない

 

問題19 自閉症児に歯科治療の手順を説明するのに有効なのはどれか。2つ選べ。

A HOM法
B TSD法
C TEACCH法
D タイムアウト法

解答:B・C

A✕ ハンドオーバーマウス法は患児の口を手でふさぎ術者のほうに注意を向ける抑制法の一つである

B〇 系統的脱感作の一つで、これからの手順を話し、見せて、行う方法である

C〇 図や写真を用いてパターン化し構造化していく方法である

D✕ 問題のある場から隔絶する方法である

 

問題20 咬翼法の投影角度で正しいのはどれか。1つ選べ。

A -30度~-15度
B 0度
C 5度~10度
D 80度

解答:C

C〇 咬合平面に対して8~10度情報からエックス線を照射する