③-1(20問)解答

問題1 前装冠の試適時に必要な器具はどれか 。1つ選べ。

A 仮着用セメント 
B コンタクトゲージ
C パラフィンワックス
D セルロイドストリップス

解答:B

A✕ 試適時に仮着用セメントは用いない
B〇 隣接面の接触状態を見るのに必要である
C✕ 咬合採得時などに用いられる
D✕ レジン充填時の賦形の際に使用する  

          

問題2 Melkersson-Rosenthal 症候群で特徴的にみられる舌の疾患はどれか 。1つ選べ。

A 舌癌
B 溝状舌
C 地図状舌
D 正中菱形絶縁

解答:B

三大特徴として、肉芽腫性口唇炎、溝状舌、顔面神経麻痺がある
B〇

 

問題3 口腔清掃指導時に除去できない白斑の病変を舌に発見した。正しい対応はどれか 。1つ選べ。

A 切除術
B 経過観察
C 専門医への紹介
D 舌ブラシによる強制的剥離

解答:C

A✕ いきなり行うものではない
B✕ 舌の病変をそのまま経過観察するのがよい行動ではない
C〇 まず専門家への紹介から検査することが大切である
D✕ 絶対やってはいけない

 

問題4 乳幼児の舌下面に発症しやすい口腔粘膜疾患はどれか 。1つ選べ。

A 口腔白板症 
B Riga-Fede病
C ヘルパンギーナ
D 多形性滲出性紅斑

解答:B

A✕ 高齢者に多く見られ扁平上皮癌への移行のリスクがある
B〇
C✕ 乳幼児に多く見られ、口蓋垂や咽頭後壁に多く水泡が見られる
D✕ 薬物による自己免疫疾患などでよくみられる 

 

問題5 皮下組織の剥離を行い膿瘍腔の開放に使われる器具はどれか。1つ選べ。

A 破骨鉗子
B 剥離鉗子 
C 眼科鉗子
D モスキート鉗子

解答:D

A✕ 顎骨の鋭縁部の除去に用いられる
B✕ 弁の剥離には用いられるが膿瘍腔の開放には用いられない
C✕ 抜糸に用いられることが多い
D〇

 

問題6 膿瘍の消炎手術の処置を選択肢に示す。選択肢の中で最初に行われるのはどれか。1つ選べ。

A 創面の保護
B 試験的穿刺
C ドレーン挿入
D 膿瘍腔の洗浄

解答:B

大まかな流れとして、局所麻酔から試験的穿刺により膿汁を吸引し、腔の洗浄、その後排膿路の確保のためにドレーンを設置し、最後に創面の保護を行う

B〇 

 

問題7  急性熱性疾患で生じるのはどれか。1つ選べ。

A 溝状舌
B 平滑舌
C 苺状舌
D 黒毛舌 

解答:C

A✕ Down症などにみられる
B✕ 舌乳頭の萎縮による表面に光沢が見られる状態。鉄欠乏性貧血などで見られる
C〇 急性熱性疾患である猩紅熱でみられる
D✕ 抗菌薬による菌交代現象などで見られる

 

問題8 下顎の水平埋伏智歯の抜歯時に生じる可能性があるのはどれか 。1つ選べ。

A 知覚麻痺
B 涙腺麻痺
C 電撃用疼痛 
D 不随意運動 

解答:A

A〇 三叉神経の下歯槽神経をマヒする可能性があるため
B✕ 涙腺は三叉神経第1枝である眼神経が支配している
C✕ 三叉神経痛にみられる症状である
D✕ てんかんなどにみられる

 

問題9 周術期口腔機能管理で術後合併症を予防するために行われるものはどれか 。2つ選べ。

A 歯石除去
B 口腔衛生指導 
C 新義歯の作成 
D フッ化物歯面塗布 

解答:A・B

A〇 誤嚥性肺炎の防止につながる
B〇
C✕ 口腔機能向上にはつながるが術後合併症を予防するものではない
D✕ 口腔機能向上にはつながるが術後合併症を予防するものではない

 

問題10 空隙歯列弓の原因となるのはどれか。2つ選べ。

A 巨舌
B 癒合歯 
C 低位乳歯 
D 異所萌出

解答:A・B

A〇 巨舌による舌圧の亢進により歯が唇側、頬側に傾斜して空隙歯列弓になる
B〇 癒合歯によってテゥーサイズレイシオに異常が生じて空隙歯列弓になる
C✕ 隣接歯の傾斜や対合歯の挺出の原因となる
D✕ 叢生の原因となる

 

問題11 開口を伴うAngleⅡ級Ⅰ類の特徴はどれか。2つ選べ。

A 鼻呼吸
B 口唇閉鎖不全
C 下顎角の開大 
D 上顎中切歯の口蓋側傾斜

解答:B・C

A✕ 口呼吸が見られる
B〇 AngleⅡ級Ⅰ類の特徴
C〇 下顎下縁平面の急傾斜が見られる
D✕ 過度の唇側傾斜が見られる

 

問題12 主に小臼歯にみられる異常結節で正しいのはどれか 。1つ選べ。

A 切歯結節
B 臼後結節
C 中心結節
D エナメル滴 

解答:C

A✕ 顎の切歯に表れやすい
B✕ 大臼歯に多く見られる
C〇 特に下顎の第二小臼歯によくみられる
D✕ 上顎の第二、第三大臼歯によくみられる

 

問題13 持続的な強制力を示すのはどれか 。1つ選べ。

A ヘッドギア 
B 急速拡大装置 
C アクチバトール
D マルチブラケット装置 

解答:D

A✕ 間歇的強制力である
B✕ 断続的強制力である
C✕ 間歇的強制力である
D〇

 

問題14 リンガルアーチを用いて歯を近心傾斜移動させた場合に、根尖部近心側歯根膜にみられる変化はどれか 。1つ選べ。

A 充血帯
B 貧血帯 
C 硝子変性
D 歯根膜線維の進展 

解答:D

D〇 近心移動させている歯の近心歯根根尖部は圧迫側ではなく牽引側であることをまず考える。

強制力が負荷されると、けん引側の歯根膜は徐々に拡大し、歯根と歯槽骨をつなぐ歯根膜線維はけん引された状態となる。その後けん引された繊維に介在する血管の血流の亢進が起き、歯根膜に存在する線維芽細胞、骨芽細胞、セメント芽細胞の分化、増殖、代謝活性が促進され、骨形成、セメント質形成、歯根膜線維の形成・再配列が行われる。

 

問題15 第二大臼歯の鋏状咬合を改善するために用いるのはどれか 。1つ選べ。

A Ⅱ級ゴム 
B Ⅲ級ゴム
C 交叉ゴム 
D 垂直ゴム

解答:C

A✕ II 級咬合改善に用いる
B✕ Ⅲ級咬合改善に用いる
C〇 一方の唇側から対顎の舌側に向かってかける顎間ゴム
D✕ 開口の治療などに用いる

 

問題16 クワドヘリックスを用いる症例はどれか。1つ選べ。

A 開口
B 翼状捻転
C 過蓋咬合 
D 狭窄歯列弓 

解答:D

A✕ マルチブラケット装置を用いるのが一般的である
B✕ マルチブラケット装置を用いるのが一般的である
C✕ 咬合挙上板(バイトプレート)を用いたりする
D〇

 

問題17 歯の異常と好発部位で正しいのはどれか 。1つ選べ。

A 癒合歯    ―上顎前歯部
B 歯内歯    ―下顎側切歯
C ターナー歯  ―上顎第三大臼歯
D タウロドント ―下顎第二乳臼歯

解答:D

A✕ 下顎の下顎中切歯と側切歯、下顎側切歯と犬歯に起こりやすく、特に乳歯である乳中切歯と乳側切歯,乳側切歯と乳犬歯が多いといわれる
B✕ 上顎側切歯が好発部位
C✕ 乳歯の根尖病巣により後発の歯のエナメル質減形成が起こった歯のことで、上顎第一小臼歯、下顎第二小臼歯に好発、前歯にも好発するといわれている
D〇 下顎第二乳臼歯にみられる

 

問題18 scammonの発育曲線で上顎骨が成長に一番近いのはどこの発育曲線か 。1つ選べ。

A 一般型
B 神経系型 
C 生殖器型
D リンパ型

解答:B

A✕ 身長、体重、筋肉、骨格、呼吸器、消化器などがある。下顎骨の成長は一般型に近い
B〇 脳,脊髄,視覚器などの中枢・末梢神経系に関連する諸器官がこの型に属する。なので頭蓋冠はこの型の成長をする
C✕ 睾丸,卵巣,子宮などの性器の発育や,乳房,恥毛,腋毛,喉頭などの二次性徴の変化などがこの型に属する
D✕ 口蓋扁桃,咽頭扁桃(アデノイド),リンパ節,胸腺などのリンパ組織がこの型に属する

 

問題19 鼻咽腔閉鎖機能不全によって生じるのはどれか 。1つ選べ。

A 誤嚥 
B 開鼻声 
C 口呼吸 
D 開口障害 

解答:B

A✕ 食物が気管に入り込むことで、直接の 関係ない
B〇 鼻漏れ声となることを開鼻声という
C✕ 慢性的な鼻詰まりや鼻疾患が原因となる
D✕ 顎関節障害などが原因となる

 

問題20 摂食嚥下障害で起こりやすいのはどれか 。1つ選べ。

A 脱水
B 息切れ
C めまい
D けいれん

解答:A

A〇 飲水行動に障害を受けると脱水が起こりやすくなる