②-3(20問)解答

問題1 歯周病のリスクファクターで環境因子はどれか。2つ選べ。

A 遺伝
B 妊娠
C 肥満
D 薬物

解答:C・D

A✕ 宿主由来の因子である

B✕ 宿主由来の因子である

C〇 環境因子である

D〇 環境因子である

                                   

問題2 ファーケーションプローブの使用部位で正しいのはどれか。2つ選べ。

A 16歯根部頬側
B 21歯根部口蓋側
C 34歯根部頬側
D 46歯根部舌側

解答:A・D

ファーケーションプローブとは根分岐部用プローブのことである。複数根における根分岐部病変の有無と破壊の程度を審査する。

A〇 

D〇

 

問題3 アタッチメントレベルを測るときに基準となる部位はどれか。2つ選べ。

A CEJ
B MGJ
C 歯肉縁
D ポケット底

解答:A・D

A〇 セメントエナメル境のことである。ここからポケット底までの距離をアタッチメントレベルという

B✕ 歯肉歯槽粘膜境のことである

C✕ ポケットの深さやPDを測るときにみる

D〇 アタッチメントレベルを測ることによって歯周組織の破壊の程度を知ることができる

 

問題4 歯周プローブを用いて評価するのはどれか。1つ選べ。

A CI
B DI
C GI
D PMA Index

解答:C

歯周プローブは、歯周ポケットの深さや形態、アタッチメントレベルの測定などのほかに歯肉の質や形態などの歯肉の診査や評価に用いられる

A✕ OHIの一つで、歯石の付着を観察する

B✕ OHIの一つで、歯垢の付着を観察する

C〇 Gingival Indexは歯肉炎の広がりの程度と歯肉の質や形態など歯肉の診査や評価に用いられる

D✕ 歯肉炎の広がりを観察により評価する

 

問題5 歯周炎の活動期を評価できるのはどれか。2つ選べ。

A 排膿
B BOP
C PMA Index
D 動揺度

解答:A・B

歯周炎とは、歯肉組織の炎症や支持歯槽骨の破壊が見られる状態のことで、活動期と休止期を繰り返しながら進行していく。身体の抵抗力が弱まっているとき出血や排膿、アタッチメントロスや歯槽骨の破壊などが急速に進行する。

A〇 

B〇

C✕ 歯肉炎の広がりを表す

D✕ 歯周組織の破壊の程度を総合的に評価するものである

 

問題6 Glickmanの分類において、「単身は貫通するが、分岐部は歯肉で覆われている。」と表記するのはどれか。1つ選べ。

A 1級
B 2級
C 3級
D    4級

解答:C

A✕ 分岐部病変が存在はするが、エックス線上で骨吸収がない状態

B✕ 骨吸収が存在し、探針が挿入できるが貫通しない状態

C〇

D✕ 分岐部が口腔内に露出して探針が自由に貫通する状態

 

問題7  SPTとメインテナンスで共通して行われる処置はどれか。2つ選べ。

A LDDS
B PMTC
C 口腔清掃指導
D 咬合調整・暫間固定

解答:B・C

A✕ 局所薬物配送システム(LDDS)はSPTのみである。適応として、急性歯周膿瘍、侵襲性歯周炎、深いポケットなどがある

B〇 どちらでも行われる処置である。機械的清掃具を用いた歯面の清掃のことである

C〇 どちらでも行われる処置である

D✕ SPT時にのみ行われる

 

問題8 エアスケーラーで正しいのはどれか。2つ選べ。

A 無注水化で行われる
B キャビテーション効果がある
C エアロゾル浮遊が懸念される
D エアタービンの圧縮空気を利用する

解答:C・D

A✕ 注水化で歯石を除去する道具である

B✕ 超音波スケーラの原理である

C〇 エアロゾル浮遊が懸念されるため口腔外バキュームの使用が望ましい

D〇 圧縮空気を応用してチップを振動させる

 

問題9 グレーシータイプキュレットスケーラの#13のシャープニングを手用のアーカンサスストーンで行う。正しいのはどれか。1つ選べ。

A スケーラーは固定しない
B トウからヒール方向に研ぐ
C 先端は自分の方向に向ける
D フェイスは床面と垂直方向にする

解答:C

A✕ 固定する方法で行う

B✕ ヒールからトウに向かって2センチ程度の幅で上下運動をする

C〇 奇数番号の場合自分の方向を向ける

D✕ 床面と平行にする

 

問題10 グレーシータイプキュレットのシャープニングで正しいのはどれか。2つ選べ。

A キュレットの内面は床に垂直にする
B 研石は刃部の側面に10~20度傾けて合わせる
C 刃部内面と砥石のなす角度を100~110度にする
D 砥石は5cm程度の幅で上下運動させる

解答:B・C

A✕ 床に平行にする

B〇

C〇

D✕ 2センチ程度の幅で動かす

 

問題11 歯周基本治療後の再評価の結果、メインテナンスに移行する基準を満たしているのはどれか。2つ選べ。

A BOP         ― +
B 炎症         ― なし
C 動揺度       ― 生理的範囲内
D 歯周ポケット    ― 4㎜

解答:B・C

A✕ BOPはなしでないといけない

B〇

C〇

D✕ 3㎜以下でないといけない

 

問題12 ミュータンスレンサ球菌の菌数レベルを示すう蝕活動性試験はどれか。1つ選べ。

A RD test
B Dentocult-SM
C Dentocult-LB
D Hadley test

解答:B

A✕ 唾液を検体としてレサズリン還元性筋の活性を測定

B〇

C✕ 乳酸菌の菌数レベルを測定

D✕ 乳酸菌の菌数レベルを測定

 

問題13 象牙質知覚過敏の促成効果があるのはどれか。1つ選べ。

A フッ化第一スズ
B 乳酸アルミニウム
C ポリリン酸ナトリウム
D ポリエチレングリコール

解答:B

A✕ う蝕予防効果がある

B〇

C✕ 歯石の沈着予防効果がある

D✕ 歯を白くする効果がある

 

問題14 う蝕活動性試験の具備すべき条件はどれか。2つ選べ。

A う蝕病因論に基づいている
B 結果の再現性が確かである
C 判定時間は長く、容易である
D 操作時間が長く、特殊な技術を要しない

解答:A・B

A〇

B〇

C✕ 判定時間は短く容易でないといけない

D✕ 操作時間が短く、特殊な技術を要しないのが条件である

 

問題15 う蝕の第一次予防に適切なのはどれか。2つ選べ。

A フッ化水素
B フッ化ナトリウム
C フッ化ジアミン銀
D モノフルオロリン酸ナトリウム

解答:B・D

A✕ 毒性が強く、う蝕の第一次予防に用いられることはない

B〇 フッ化物洗口、フッ化物歯面塗布、フッ化物配合歯磨剤に含まれ、う蝕の第一次予防に用いられる

C✕ 初期齲蝕進行抑制目的に使われる。う蝕の第二次予防の早期発見早期治療に含まれる

D〇 フッ化物配合歯磨剤に含まれるフッ化物で、う蝕の第一次予防に用いられる

 

問題16 カンジタ菌の増殖により引き起こされる症状はどれか。2つ選べ。

A 高血圧
B 糖尿病
C 鵞口瘡
D 義歯性口内炎

解答:C・D

カンジタ菌は真菌で、仮性菌糸をもち菌交代現象により感染を起こしやすい

A✕ 関係ない

B✕ 関係ない

C〇 舌や頬粘膜などの表面に白色の斑点状病変が生じること

D〇 義歯の長期装着などにより、義歯の内面が著しく不潔になり生じる

 

問題17 乳幼児期と保健管理の組み合わせで適切なのはどれか。2つ選べ。

A 7~8か月   ― 寝る前の歯磨きの習慣化
B 1歳6か月   ― 日常の歯磨きが自立する
C 3歳      ― 保護者による仕上げ磨きの開始
D 5歳      ― 指しゃぶりの習慣をやめさせる

解答:C・D

A✕ 乳歯の萌出が開始される時期なため、歯ブラシで口の中を触れることに慣れさせる練習をする。

B✕ 寝る前の歯磨きを習慣化し、子供自身で磨く練習を開始する

C〇 保護者による仕上げ磨きを始める

D〇 成人と同じ食事摂取・消化能力になるため食事や間食などの食生活を含めた口腔管理が必要となってくる

 

問題18 妊娠期の口腔にみられる特徴として正しいのはどれか。2つ選べ。

A 口腔清掃不良
B 妊娠初期のアレルギー性歯肉炎
C 妊娠高血圧症候群による粘膜皮膚病変
D すでに存在していた疾患の再発・増悪

解答:A・D

A〇 妊娠悪阻により、食事や間食の摂取回数が増加しそのため口腔清掃ができないことがあり口腔衛生不良となることが多い

B✕ アレルギー性歯肉炎は妊娠初期とは関係なく金属やレジンなどの修復物などにより起こるアレルギー反応である

C✕ 妊娠20週以降、分娩後12週までに高血圧の症状が見られたりタンパク尿を伴うのが妊娠性高血圧であり、粘膜皮膚炎の病変とは関係ない

D〇 妊娠期には蝕や歯周病が発症したり、もともと有していた疾患の症状が再発・増悪したりしやすくなる

 

問題19 正しい組み合わせはどれか 2つ選べ。

A 座位         ― 15°~30°
B ファーラー位     ― 45°
C セミファーラー位  ― 15°~30°
D セミファーラー位  ― 90°

解答:B・C

ファーラー位とは仰臥位で下肢を水平にしたまま上半身を45度程度上げた半座位のことである。この角度が90度の場合を座位、15~30度の場合をセミファーラー位という。

 

問題20 周術期口腔管理の目的はどれか。1つ選べ。

A 審美性の回復 
B 咬合関係の改善
C 手術範囲の確認
D 誤嚥性肺炎の予防

解答:D

周術期口腔管理とは癌などの手術後の誤嚥性肺炎等の合併症等の軽減を目的とし、医師、歯科衛生士、看護師、薬剤師などの多職種連携によりおこなうものである

A B C 周術期口腔管理とは関係ない

D〇 周術期に口腔ケアを行うことにより誤嚥性肺炎などの術後呼吸器合併症を予防することを目的とする