②-2(20問)解答

問題1 口腔内に斑状の潰瘍があり、熱感を伴い軽度の痛みがあるが接触可能な患者の口腔内へのセルフケア製品の成分で適切なのはどれか。1つ選べ。

A グリセリン
B メントール
C リン酸水素カルシウム
D ラウリル硫酸ナトリウム

解答:A

A〇 口腔内の潰瘍に対して、グリセリンによる刺激からの粘膜の保護として適切である

B✕ 刺激性がある

C✕ 歯磨剤の研磨成分である

D✕ 発泡成分である

                                   

問題2 周術期の口腔機能管理で術後合併症を予防するために行うのはどれか。2つ選べ。

A 歯石除去
B 口腔衛生指導
C 新義歯の作成
D フッ化物の歯面塗布

解答:A・B

A〇 口腔衛生の向上は誤嚥性肺炎を防止する

B〇 

C✕ 口腔からの食事摂取のための口腔機能向上につながるが術後合併症を予防するものではない

D✕ う蝕を予防することで口腔機能向上につながるが術後合併症を予防するものではない

 

問題3 妊娠中期の女性、歯肉に違和感があると来院された。妊娠性エプーリスと診断された。女性への説明で適切なのはどれか。1つ選べ。

A 間食は避けてください
B 出産後はさらに大きくなります
C 症状に変化があっても様子を見てください
D 丁寧なブラッシングを心掛けてください

解答:D

A✕ 間食を避けるのではなく、口腔内を清潔にするほうが大切である

B✕ 原因は不明であるが、妊娠によるホルモンなどが原因といわれるため出産後は治まる可能性のほうが大きい

C✕ ひどくなるようであるなら別の方法を考える

D〇 プラークコントロールや、スケーリングなどを行うのが正しい

 

問題4 パルスオキシメーターによって測定できるのはどれか。2つ選べ。

A 脈拍
B 脈圧
C 収縮期血圧
D 経皮的動脈血酸素飽和度

解答:A・D

AD〇 動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置

 

問題5 軟骨内骨化が見られる部位はどこか。2つ選べ。

A 下顎角
B 下顎頭
C 蝶形骨
D オトガイ部

解答:B・D

BD〇 軟骨性成長を示す部位は下顎頭、頭蓋底軟骨結合部(蝶形骨、篩骨、後頭骨)、鼻中隔がある

 

問題6 Hellmanの歯齢で、側方歯群交代期はどれか。1つ選べ。

A ⅡC
B ⅢA
C ⅢB
D ⅢC

解答:C

A✕ 第一大臼歯及び前歯萌出開始期。約6歳~

B✕ 第一大臼歯萌出完了、前歯萌出または完了期。約7歳~

C〇 約9歳~

D✕ 第二大臼歯萌出開始期。約11歳~

 

問題7  狭窄歯列弓の原因で正しいのはどれか。2つ選べ。

A 巨大舌
B 異常嚥下癖
C 拇指吸引癖
D 第一大臼歯近心転移

解答:B・C

A✕ 空隙歯列弓の原因となる

B〇

C〇

D✕ リーウェイスペースの減少により、鞍状歯列弓の原因となる

 

問題8 空隙歯列弓の原因となるのはどれか。1つ選べ。

A 巨舌
B 低位乳歯
C 萌出嚢胞
D 異所萌出

解答:A

A〇

B✕ 隣接歯の傾斜や対合歯の挺出の原因となる

C✕ 関係ない

D✕ 叢生の原因となる

 

問題9 【体重(g)/身長(cm)の2乗】×10で表されるのはどれか。1つ選べ。

A 比体重
B BMI指数
C Kaup指数
D Rohrer指数

解答:C

A✕ 【体重(g)/身長(cm)】×10の2乗

B✕ 体重(g)/身長(m)の2乗

C〇 幼児期以下で使用

D✕ 【体重(g)/身長(cm)の3乗】×10の4乗。学童期以降で使用

 

問題10 Hellmanの歯齢における前歯萌出開始期はどれか。1つ選べ。

A ⅡA
B ⅡC
C ⅢA
D ⅢC

解答:B

A✕ 乳歯咬合完成期

B〇 第一大臼歯及び前歯萌出開始期

C✕ 第一大臼歯萌出完了、前歯萌出中または完了期

D✕ 第二大臼歯萌出完了期

 

問題11 セメント質で結合しているのはどれか。1つ選べ。

A 癒着歯
B 双生歯
C 癒合歯
D 歯内歯

解答:A

A〇 二本以上の歯がセメント質で接着している

B✕ 正常な歯と過剰歯の癒合歯のこと

C✕ 二本以上の歯が象牙質、エナメル質で結合した歯で歯髄腔がつながっている

D✕ 歯冠部の象牙質の一部が表層のエナメル質とともに歯髄腔内に深く陥入した歯

 

問題12 歯の変色・着色の原因となるのはどれか。1つ選べ。

A フッ化物
B アスベスト
C ニフェジピン
D マクロライド系抗菌薬

解答:A

A〇 歯の石灰化時期にフッ化物を継続的に過量摂取すると、石灰不全が起き、エナメル質に白斑や白濁を伴い、実質欠損を伴うと褐色・黒褐色の変色が認められる

 

問題13 乳歯齲蝕で正しいのはどれか。1つ選べ。

A 自覚症状は顕著である
B 保育環境に左右される
C 歯髄炎への継発頻度は低い
D 有病者率は3歳児にピークに達する

解答:B

A✕ 言語発達時期なため自覚症状などを明確に話すことができず、初期齲蝕の状態で気づかれずに放置されることが多い

B〇

C✕ 歯髄腔が大きく、エナメル質象牙質は薄いため歯髄炎に移行しやすい

D✕ 5~6歳でピークに達する

 

問題14 サルコペニアの診断に用いるのはどれか。2つ選べ。

A 握力
B 腹囲
C 血糖値
D 歩行速度

解答:A・D

 サルコペニアとは筋肉量の減少や、身体機能の低下のことである

A〇

B✕ メタボの診断に用いられる

C✕ 糖尿病の診断に用いられる

D〇

 

問題15 屋内での生活は概ね自立しているが、介助なしには外出しない、に当たる日常生活自立度判定はどれと考えられるか。1つ選べ。

A ランクA
B ランクB
C ランクC
D ランクJ

解答:A

A〇 準寝たきりと判定される

B✕ 屋内での生活は何らかの介助を要し、日中もベッド上での生活が主体であるが、座位を保つ。寝たきりと判定される

C✕ 日中ベッド上で過ごし、排泄、食事、着替において介助を要する。寝たきりと判定される

D✕ 何らかの障害等を有するが、日常生活はほぼ自立しており独力で外出する、生活自立と判定される

 

問題16 オーラルジスキネジアで正しいのはどれか。1つ選べ。

A 強い持続性の収縮が起こる状態
B 疼痛を感じない刺激により刺激を感じる
C 舌、口唇および下顎の制御不可能な不随運動
D 持続的または不随意的に筋が収縮したり固くなる

解答:C

A✕ 拘縮のことである

B✕ アロディニアのことである

C〇 ジスキネジアとは自分の意志に関係なく体が動く不随運動のことで、口腔(オーラル)ジスキネジアの症状は口をすぼめる、口を尖らす、舌鼓を打つなどがある

D✕ ジストニアのことである

 

問題17 胃婁と比較した経鼻経管栄養の利点はどれか。2つ選べ。

A 外科的処置がない
B 長期の使用に適している
C 間歇的経管栄養に利用できる
D 口腔咽頭部の不潔化が起こりやすい

解答:A・C

A〇 外科的処置を必要としないため侵襲が少ない

B✕ 長期の使用には胃婁のほうが適している

C〇 必要な時に口からチューブを入れ栄養を送れるため間歇的に利用できる

D✕ 経鼻経管栄養の特徴ではあるが利点ではない

 

問題18 反復嚥下唾液テストで正しいのはどれか。2つ選べ。

A 30秒間嚥下する
B 嚥下回数が5回以上で正常とする
C 指示の入らない患者には利用できない
D 舌骨が指を乗り越えた場合のみカウントする

解答:A・C

A〇 口を湿らせたのちに30秒間に何回唾液を嚥下できるかを観察する

B✕ 2回/30秒以下を陽性とし、3回以上を正常とする

C〇 患者が理解できない場合この方法はできない

D✕ 第2指で舌骨を第3指で甲状軟骨を触知し、甲状軟骨が指を十分に乗り越えた場合のみ1回とカウントする

 

問題19 栄養支援チーム(NST)について正しいのはどれか。1つ選べ。

A 診療科ごとに組織する
B 職種別に記録を作成する
C 原疾患の合併症予防を目的に含む
D 参加者は医療従事者に限定される

解答:C

A✕ 診療科ごとに組織する必要はない

B✕ チームでまとめて一つの記録を作成する

C〇 原疾患の合併症予防や栄養状態を改善させ、必要に応じて経口摂取への円滑な移行を促進することが目的である

D✕ 患者やその家族もチームの一員となる

 

問題20 脳梗塞の後遺症により舌麻痺が生じ舌運動が困難な患者に舌摂食補助床を装着させた。これにより改善するのはどれか。1つ選べ。

A 先口期
B 口腔期
C 咽頭期
D 咽頭期

解答:B

A✕ 認知期ともいわれ、食物を認知して口に入れるまでの段階

B〇 食塊を口腔から咽頭まで送り込む段階

C✕ 咽頭から食道入口部に移送される段階

D✕ 食道から胃まで送り込まれる段階