①-4(20問)解答

問題1 90歳女性、食べこぼしが気になり来院した。2年前から関節リウマチの影響による手指関節機能低下と視力低下があり、ブラッシング能力が低下して口腔内環境が悪化しているという。適切な指導はどれか。2つ選べ。

A 手鏡の使用
B 口唇圧訓練
C 家族の介助指導
D デンタルフロスの使用

正答:B・C

A✖ 手指機能、視力ともに低下しているため手鏡の使用は困難と予想される

B〇 口唇閉鎖力を向上させるのによい

C〇 家族への指導は必要である

D✖ デンタルフロスなどの細かい作業は困難な可能性がある

                                   

問題2 90歳男性、お茶や汁物でむせを訴えて来院した。座位で常食を食べているが、時々椅子から転落しそうになるという。BMIは19.0、要介護3、咀嚼能力に問題はない。嚥下機能の評価を実地したところRSSTは2回であった。食事支援として適切なのはどれか。2つ選べ

A 食形態を変更する
B 咀嚼運動をすすめる
C 高カロリーの食事にする
D 嚥下しやすい姿勢を確保する

正答:A・D

A〇 誤嚥しない食事摂取への指導をする

B✖ 咀嚼能力に問題はないと書いてある

C✖ BMIは18.5~24.9を普通とみなすため今のところ問題はない

D〇 RSST(嚥下障害のスクリーニング)が3回未満であるため嚥下障害がある

 

問題3 75歳男性。食事中、のどに食物が残っている感覚が続いているため来院した。検査の結果、誤嚥はないが梨状窩に食べ物が少量残留していることが分かった。有効な訓練法はどれか。1つ選べ

A 舌訓練
B Shaker訓練
C ブローイング
D アイスマッサージ

正答:B

A✖ 舌や口腔周囲筋の可動域・筋力の増強を目的とする

B〇 頭部挙上訓練のこと。舌骨上筋群など喉頭挙上にかかわる筋の強化を行う

C✖ 鼻咽腔閉鎖、口唇閉鎖呼吸機能の改善を目的とする

D✖ 嚥下反射の誘発を行う

 

問題4 嚥下障害の原因疾患はどれか。2つ選べ

A 失語症
B 脳血管障害
C 筋萎縮性側索硬化症
D 聴覚障害性構音障害

正答:B・C

A✖ 聞く、話す、読む、書く、ということに障害があらわれる

B〇 後天的な嚥下障害の原因疾患である

C〇 後天的な嚥下障害の原因疾患である

D✖ 聴覚に障害があることによる二次的な発音障害である

 

問題5 3歳児を対象として実地するう蝕予防教育に用いる媒体はどれか。2つ選べ。

A ペープサート
B リーフレット
C パンフレット
D 着ぐるみによる劇

正答:A・D

A〇 紙人形劇のこと

B✖ 宣伝用の、折りたたみ式の印刷物

C✖ B、Cともに成人への媒体として利用される

D〇

 

問題6 SOAPのA(Assessment)はどれか。1つ選べ。

A 評価
B 計画
C 主観的状況
D 客観的状況

正答:A

A〇

B✖ P(Plan)

C✖ S(Subject)

D✖ O(Object)

 

問題7  医療面接において患者との関係の中核をなすものはどれか。1つ選べ。

A プライバシー
B パターナリズ
C ラポールの確立
D 医療保険制度

正答:C

A✖ プライバシーの尊守は重要であるが医療面接においては中核ではない

B✖ 父権主義のことである

C〇 信頼関係の確立のことで医療面接において重要なことである

D✖ 医療の契約関係においては重要であるが医療面接においては中核ではない

 

問題8 歯磨剤の基本成分で発泡剤はどれか。1つ選べ。

A グリセリン
B リン酸カルシウム
C ピロリン酸カルシウム
D ラウリル硫酸ナトリウム

正答:D

A✖ 保湿剤である 

B✖ 研磨剤である

C✖ 研磨剤である

D〇

 

問題9 OHI-Sによって評価するものはどれか。2つ選べ。

A 歯垢の沈着
B 歯石の沈着
C 歯肉の炎症の程度
D 歯周ポケットの深さ

正答:A・B

A〇 DIの審査内容である

B〇 CIの審査内容である

C✖ PMA指数などで評価される

D✖ CPIなどで評価される

 

問題10 1歳6か月健康診査について正しいのはどれか。2つ選べ。

A 母子健康法によって行われる
B 都道府県が実地主体となって行われる
C 問診項目に哺乳ビンの使用有無がある
D 満1歳6か月を超え満3歳に達しない幼児を対象とする

正答:A・C

A〇

B✖ 市町村が主体となり行う

C〇

D✖ 満1歳6か月を超え満2歳に達しない幼児、が対象である

 

問題11 O’LearyのPCRについて正しいのはどれか。2つ選べ。

A 歯垢の多い部位を記入する
B 目標値は25%以下である
C 患者のモチベーション向上に期待できる
D 1歯を4面に分けてプラークの付着部位を評価する

正答:C・D

A✖ 歯垢の量の多い少ないにかかわらず、歯垢の存在した部位をチャートに記入する

B✖ 20%以下を目標とする

C〇

D〇

 

問題12 摂食嚥下障害の患者さんに対して行う口腔の訓練方法とその部位を示す。正しいのはどれか。1つ選べ。

A 脱感作療法   ―口腔内の過敏部位
B 舌抵抗訓練   ―鼻咽腔
C 筋刺激訓練法  ―咽頭
D 軟口蓋挙上訓練法―口唇、舌、頬

正答:A

A〇 刺激により緊張などが起こりやすい過敏部位の除去を目的とする

B✖ 舌の筋力低下に対して行う訓練

C✖ 口唇、頬、舌の筋肉を刺激し、筋力の回復・維持、可動域の拡大、運動コントロールの改善を図る

D✖ 鼻咽腔閉鎖を目的とした訓練

 

問題13 1型糖尿病の主な病因はどれか。1つ選べ。

A 肥満
B 運動不足
C 不規則な食生活
D ランゲルハンス島β細胞の破壊

正答:D

A✖ 2型糖尿病の病因の一つである。別名インスリン非依存型糖尿病ともいわれる

B✖ 2型糖尿病の病因の一つである。別名成人型糖尿病といわれる

C✖ 2型糖尿病の病因の一つである。中年に多く生活習慣病といわれる

D〇 インスリンが絶対的に欠乏している。2型は相対的欠乏である

 

問題14 26歳女性。市町村保健センターの妊婦歯科健康診査でやってきた。妊娠初期に気を付けるよう指導すべき口腔の症状はどれか。2つ選べ。

A 口臭
B 口腔癌
C 骨隆起
D 歯周病

正答:A・D

A〇 口臭が発生しやすくなる

B✖ 関係はない

C✖ 関係はない

D〇 女性ホルモン増加により、Prevotella intermediaが増殖し妊娠性歯肉炎になりやすい

 

問題15 歯周治療の再評価でメインテナンスとSPTのどちらに移行するかを判定するのに必要な検査項目はどれか。2つ選べ。

A BOP
B 歯の動揺度
C 付着歯肉幅
D アタッチメントレベル

正答:A・B

※治癒(歯肉の炎症がない、歯周ポケットが3ミリ以下、BOPがない、動揺度が生理的範囲)した患者はメインテナンスに移行し、病状安定(歯周組織の一部分に病変の進行が休止しているとみなされる)した患者はSPTへ移行する

A〇 BOPは歯肉の炎症の指標となる。治癒ではBOPがない。

B〇 歯の動揺度が生理的範囲にある状態は治癒の目安の1つである。

C✖ 付着歯肉幅は移行に判定に必要な検査項目ではない

D✖ アタッチメントレベルは移行の判定に必要な検査項目ではない

 

問題16 相対的歯科行為として行える歯科衛生士の業務はどれか。2つ選べ。

A 仮封
B 根管洗浄
C 小窩裂溝填塞
D フッ化物洗口剤の処方

正答:A・C

A〇

B✖ 歯科医師が行う絶対的歯科行為である

C〇

D✖ 医師法や歯科医師法に基づき、医師、歯科医師が交付する

 

問題17 糖尿病患者に診られる症状はどれか。2つ選べ。

A 多尿
B 頻脈
C 口腔乾燥
D 口腔清掃不良

正答:A・C

A〇 主用症状の一つである

B✖ 頻脈は脈拍数が100回/分以上になることで、心疾患に多い

C〇 主用症状に口喝がある。

D✖ 糖尿病だからと言って清掃不良になるわけではない

 

問題18 歯科診療時のバキューム操作の注意事項で正しいのはどれか。2つ選べ。

A 口腔内は乾燥状態を保つ
B 舌や粘膜をむやみに吸引しない
C 切削器具から出る水は直接吸引する
D 降格の口裂延長線に沿って強く引かない

正答:B・D

A✖ 乾燥しないように注意する

B〇

C✖ 直接吸引してはいけない

D〇

 

問題19 医療法に規定されているのはどれか。1つ選べ。

A 医療の安全確保
B 医療扶助の給付
C 歯科衛生士の業務
D 保険医療機関の指定

正答:A

A〇 ほかに、院内感染対策、地域における医療提供体制の確保、医療計画などがある

B✖ 生活保護法に定められている

C✖ 歯科衛生士法に定められている

D✖ 健康保険法に定められている

 

問題20 歯科用石膏の混水比を小さくした時に起こるのはどれか。正しいのはどれか。1つ選べ。

A 流動性が大きくなる
B 硬化時間が長くなる
C 硬化膨張が小さくなる
D 圧縮強さが大きくなる

正答:D

A✖ 混水比を大きくした場合流動性が大きくなる

B✖ 混水比を大きくした場合硬化時間は伸びる

C✖ 混水比を小さくした場合硬化膨張は大きくなる

D〇